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「作業員は相当疲弊している」 原発潜入のフライデー編集者が語る取材の裏側

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 大きな話題を呼んだ芸能スクープ誌『フライデー』の潜入ルポ、福島第1原発「被曝覚悟で闘う現場作業員たち」(2011年4月22日号)。その担当編集者らが、2011年4月21日にニコニコ動画の生放送番組「驚愕! 福島第一原発・潜入取材秘話」に出演し、写真を交えながら取材の裏側を報告した。現場に潜入取材を試みたフライデー編集部の山崎高資氏は、福島原発事故収束のための前線基地になっている「Jヴィレッジ」(福島県双葉郡楢葉町)から事故現場に向かう自衛隊や東京電力関係者について、「食料はカロリーメイトや野菜ジュースなど。作業員は相当疲弊している」と話した。

 山崎氏は、事故現場で働く作業員に協力してもらい、福島第1原発の敷地内にも潜入取材をした。その事故現場に向かう自衛隊や東電関係者の拠点となっているのが、国内最大級のサッカー施設「Jヴィレッジ」だ。そこで撮影された写真には、作業員の置かれている過酷な環境が写し出されていた。

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 山崎氏によると、作業員の数が多く、Jヴィレッジの部屋には収まり切っておらず、廊下で寝泊まりする人もいる状態。周辺の旅館にも作業員は宿泊しているが、「例えば7人部屋に10人が入るなどしている」という。また、「きちんとした食べ物はなかなか無く、カロリーメイトや野菜ジュース、あるいは水を注ぐと温かくなるドライカレー」などを食べている。作業員は連日、朝7時くらいにバスで事故現場に行き、夕方には帰ってくるという生活をしているようだ。

 番組に出演したジャーナリストの青木理氏が、「(Jヴィレッジの)中ではやはり、怒号が飛ぶなどしている?」と尋ねたが、山崎氏は「意外と作業員の皆さんは淡々としている。彼らは生まれたときから原発の仕事に関わっているためか、僕らが思うほど悲壮感は漂っていない」と話した。ただ一方で、「今は皆さん相当疲弊しているのではないか」とも語り、過酷な環境で作業を続ける作業員を気遣った。

ニコ生×フライデー「驚愕! 福島第一原発・潜入取材秘話」
http://live.nicovideo.jp/watch/lv47206243
(番組はタイムシフト機能で2011年4月28日まで視聴できる)

丸山紀一朗

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