5~12歳のケータイ所持率は24.6% 子どもを取り巻くケータイ事情とは?
あなたは自分の子どもに何歳から携帯電話を持たせますか?――メディアインタラクティブは、『子どものケータイ利用に関する実態調査』を実施。その結果、5歳~12歳の子どもたちの携帯電話所持率は24.6%にものぼることがわかりました。調査は、全国の5~6歳の未就学の子どもまたは小学生の子どもがいる親(男性48%、女性52%)を対象に、同社が運営するアンケートサイト『アイリサーチ』によるウェブアンケートで行われました。期間は2011年3月11日~14日、有効回答数は1400名。
「お子様にケータイを持たせていますか?」という質問に「YES」と回答したのは24.6%、携帯電話の利用料金は「0~999円」が32.6%と最も多く、「1000~1999円」が24.1%、「2000~2999円」が15.7%と続き、「8000~8999円」という回答も1.7%見られました。
子どもに携帯電話を持たせた理由としては、「どこにいても連絡が取れるように(76.7%)」、「防犯対策(43.0%)」「GPS機能で居場所が確認できる(32.6%)」と、子どもの安全を考える声が多いようです。また、「フィルタリングサービスに加入(26.5%)」「家族でルールを決めて守るようにしている(25.6%)」「通話とメール以外使えないようにしている(24.1%)」など、有害サイト対策を意識した回答が多く見られました。
一方、子どもに携帯電話を持たせていない親にその理由をたずねたところ、「まだ早い(92.2%)」「金銭的な問題(26.8%)」「有害サイトが不安(13.7%)」「学校で禁止(11.4%)」などがあがりました。また、子どもに携帯電話を持たせる予定としては、「高校(34.0%)」「中学校(23.1%)」「考えていない(23.0%)」となっています。
興味深いのは「『iPhone』を学習に取り入れる学校もあるようですが、お子様はスマートフォンを持っていますか」という質問への回答。「5~6歳(N=17、11.8%)」「小学校低学年(N=89)6.7%)」「小学校高学年(N=238)6.7%)」となり、携帯電話を持つ子どものうち約7%がスマートフォンを持っていることがわかりました。大人も含めたスマートフォン所持率が16.8%(同社調査、2011年1月実施)であることを考えても、子どもたちへのスマートフォン普及は急速に進んでいると言えそうです。
これからの子どもたちは、最初に持つ携帯電話がスマートフォンになるのかも? 「お父さんの古いケータイについているボタンは何?」と言われたりする日も遠くないのかもしれませんね。
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京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
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