ニールセン最新調査:ヒスパニック系アメリカ人の9割が毎週12時間半ラジオを聴く

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 リサーチ会社ニールセンによる“Audio Today”最新レポートにより、アメリカのメディア情勢においてヒスパニック(スペイン語を母国語とするアメリカ住人)のラジオリスナーが増加していることが明らかになった。

 “メディア情勢:Audio Today、黒人およびヒスパニックの聴取者に焦点をおいて”と題された今回のレポートは、2015年第2四半期のデータを考察し、全国のラジオリスナーが2年連続で最高記録となったことを指摘。現在、ラジオを毎週聴いている12歳以上のアメリカ人は2億4,500万人にものぼるという。

 注目したいのは、アフリカ系アメリカ人とヒスパニック系を合わせると、全国のリスナーのほぼ3割(29.3%)の7,170万人にもなることだ。そのうち、ヒスパニックは16.5%、アフリカ系アメリカ人は12.8%となる。

 調査によると、両グループがラジオに接する時間は過去5年間増加を続けている。2011年はラジオリスナーの36.5%がヒスパニックだったが、2015年には40.4%となるなど11%の増加率をみせた。一方、アフリカ系アメリカ人の場合は、29.8%から31.3%と5%の増加率となっている。

 ヒスパニック10人の内の9人以上が毎週約12時間35分、主に家以外でラジオを聴いているそうだ。

 また、ヒスパニックのラジオ聴取上位は、1位ロサンゼルス、2位ニューヨーク、3位マイアミ、フォートローダーデール、ハリウッド、4位ヒューストン、ガルベストン、5位シカゴの順となっており、どの都市でもヒスパニックの人々の間で多数のラジオ局が普及している。カリフォルニアとテキサスでは、スペイン語ラジオの聴取が全国平均をはるかに上回るが、スペイン語を話す移民の割合が高いこれらの州では驚くにあたらない。

 なお、同調査では18歳以上のうちラジオ、テレビ、インターネット、印刷物の“ヒスパニック・ヘビー・メディア・ユーザー”比較も行っている。ラジオに最も多く接するヒスパニック・ユーザーの平均は39歳で、男性がやや多い(男性52%、女性48%)。72%はフルタイムで働いており、平均世帯年収は58,600ドル(約7,300万円)。毎週18時間45分間ラジオを聴く(ちなみにオンラインに費やす時間は7時間23分)。また、インターネットに最も多く接するヒスパニック・ユーザーは、これよりも若く平均35歳だ。男女比は半々で、平均世帯年収は少し高く64,400ドル(約800万円)。毎週11時間30分ラジオを聴いている(オンラインに費やす時間は15時間52分)。テレビに最も多く接するユーザーは、平均年齢が一番高く44歳だ。

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