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Album Review:シュガー・ベイブ『SONGS』 抽選で2名様にオリジナルポスターをプレゼント!

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 いよいよ本日8月5日に、シュガー・ベイブの名盤『SONGS~40th Anniversary Ultimate Edition~』が発売となった。今回Billboard JAPANではそのリリースを記念して、抽選でオリジナルポスターを2名様にプレゼント。さらに同作のレビュー記事も掲載する。リリースから40年を経てなお愛される同作の魅力を改めて考えて貰うとともに、ぜひ文末の応募方法を確認してプレゼントに応募して欲しい。

◎レビュー:『SONGS』 時代と個性的なタレント達の邂逅が生んだ1枚

 やはり奇跡的な1枚だったのだと思う。山下達郎と大貫妙子という2人の全く個性の異なるメンバーが共にコミットし、大瀧詠一というさらに輪をかけて個性的なプロデューサーが関わった作品。さらに、金銭的にも設備的にもある種の極限状態で作られたというシチュエーションも、その化学反応に拍車をかけたのだろう。『SONGS』というタイトルにも、今だから笑い話だが、当時としては切実な願いが込められている。

 あるいは時代の影響もある。本作のオリジナルがリリースされたのは1975年、昭和50年。高度経済成長期の終わりの足音をはっきりと聴きながら、しかし、それ以前の時代から引き継いだタフで楽観的な精神と、やはり漠然とした逃避願望が、それぞれ山下&伊藤銀次、そして大貫妙子の歌詞の中に影を落としている。最終曲「SUGAR」における朗らかな興奮状態は、そうした2つの精神が同居した当然の帰結に思える(し、当時のレコーディング状況がどのようなものであったかの比喩としても聴こえる)。

 音楽性は当時としてははっきりとスノッブなものだ。第一、アルバムの冒頭にあるポリリズミックな「SHOW」からして、自分たちが凡百の“ロック”連中とは違うんだ、という明確な自己主張だ。しかも、それが内輪向きの自意識に帰結するのではなく、新しいポップスを作ることへの野心として響いている。その事実もまた、どことなく「SUGAR」の中に鳴らされている自信や昂揚、向う見ずさと通じている。

 若さを考えれば当然だが、アレンジや演奏には拙い部分もある。特に、楽曲の構成に関する判断はかなりルーズというか、アイデアを削ることよりむしろ詰め込むことの楽しさに製作陣の気持ちが向かっていたことがよく分かる。後発世代がちまちまと粗を突くことは野暮だが、まあ、思ったのだから言わせてくれ、と言いたくなる鷹揚さも備えた作品だろう。

 今回の再発ではリマスター&リミキシングという、音質面についてのかなりマニアックなトライアルが行われている。聴き比べれば確かに差が分かるし、そうやって感じて耳や感性を磨くことは、大瀧や山下が献身してきたポップスの歴史に自ら身を沈み込ませてみようという行為だ。直ぐに分からないなら、その分だけ価値があるはず。さらにボーナストラックには各種ライブ音源なども収録されていて、こっちも最高だ。

Text:佐藤優太

◎『SONGS~40th Anniversary Ultimate Edition~』プレゼント企画
景品:『SONGS』オリジナルポスター(※B2サイズ、画像は現在作成中)

<応募方法>
01.ビルボードジャパン公式ツイッターアカウント“@Billboard_JAPAN”をフォロー
02.プレゼントのニュース記事をリツイートで応募完了

※当選者にはビルボードジャパン公式アカウントよりDMでご連絡させていただきます。
※当選時にアカウントをフォローしていない場合、当選は無効となりますのでご注意ください。

<受付期間>
2015年8月5日(水)19:00~8月19日(水)24:00まで

◎リリース情報
『SONGS-40th Anniversary Ultimate Edition-』
2015/08/05 RELEASE
WPCL-12160/1(2枚組)2,800円(tax out.)

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