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『はだしのゲン』完全版がスペインで初刊行

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 『はだしのゲン』は、戦時中の日本や原爆投下を知る資料として日本ではあまりに有名な漫画であり、10カ国語以上に翻訳されるなど世界でも広く読まれている。
 その『はだしのゲン』の完全版が今夏スペインで発売されると、同国の日刊紙「El Mundo」が報じている。

El manga de la bomba atómica(El Mundo)

 『はだしのゲン』のスペイン語版は2003年に「Hiroshima」というタイトルですでに刊行されていたが完全なものではなく、今回発売される「Pies descalzos」がスペイン語におけるはじめての完全版となるという

 当該記事では、『はだしのゲン』の大筋のストーリーや、作者の故・中沢啓治氏の原爆体験、そして同作の執筆を決意させた実母の死のエピソード(火葬した後、放射能の影響で遺骨がほとんど残らなかった)が紹介され、2012年から2013年に起こった「松江市教育委員会による閉架措置問題」など、日本での同作の扱われ方についても触れている。

 近年、日本では過激な描写や差別的な表現が取りざたされることの多い『はだしのゲン』だが、作品を通したメッセージが「平和」や「反戦」にあることは明白だろう。原爆投下から70年という節目の年に発売されるスペイン語版が現地でどんな反響を呼ぶのか注目したい。

 スペイン語版『はだしのゲン』完全版は、スペインの出版社「DeBolsillo」から今年7月から9月の間に刊行予定だという。
(新刊JP編集部)


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