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写真家・石内都が写し出す“ひとりの女性”の姿「フリーダ・カーロの遺品 –石内都、織るように」8/8(土)公開。

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死後58年を経て姿を現したフリーダ・カーロの遺品。写真家・石内都のまなざしは、画家であった“ひとりの女性”の姿を写しだす。
時空を超えて2人の女性が交差する、「記録」と「記憶」を巡るドキュメンタリー「フリーダ・カーロの遺品 –石内都、織るように」。2015年8月8日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

近代メキシコを代表する女性画家フリーダ・カーロの遺品を、世界的な写真家・石内都がメキシコのフリーダ・カーロの生家で撮影をする過程を収めたドキュメンタリー映画『フリーダ・カーロの遺品 −石内都、織るように』が、8月よりシアター・イメージフォーラムほか全国劇場で公開される。
生涯痛みを背負い壮絶な人生と恋多き情熱的な生き方で、今もなお多くの女性に刺激を与え続けているフリーダの遺品。石内都はメキシコの自然光のもと、写真を通じてだれもが想像をしたことがない新たなフリーダ・カーロ像を浮き彫りにした。「生」と「死」が同居するメキシコで、二人の芸術家が時空を超えて交差し、過去ではなく、現在を記録したドキュメンタリー映画だ。

メキシコを代表する女性画家、フリーダ・カーロ。シュルレアリズムの作家としてヨーロッパでも評価されただけでなく、身体の不自由やメキシコ近代化の荒波に翻弄されつつも、ひとりの女性として力強く生きたその人生は、現在でも世界中の人々の共感を呼んでいる。
2012年。死後58年を経て、彼女の遺品が封印を解かれた。メキシコ人のキュレーターの発案によりその遺品を撮影するプロジェクトが立ち上がり、依頼を受けたのが世界的な写真家・石内都。メキシコシティにあるフリーダ・カーロ博物館《青の家》を訪れた石内の前に、フリーダのアイデンティティを支えた伝統衣装やアクセサリー、絶え間ない身体の痛みを想起させるコルセットや医薬品等、膨大な数の遺品が一つ一つ並べられていく。それは喜びや誇りとともに様々な“痛み”を抱えながらフリーダが生きていた証であると同時に、彼女の記憶をも内包しているようだった。生きることそのものを描き続けた画家、フリーダ・カーロ。彼女の遺品を見つめ、撮影した石内都の写真には何が写ったのだろうか。

本作では、石内都の3週間に渡る撮影過程に密着取材。写真家が遺品を見つめ、写真として発見していく過程を丹念に映像に収めた。監督は『ドキュメンタリー映画 100万回生きたねこ』で、国内外で高く評価された小谷忠典。石内都の創作過程を追いながら、遺品の背後に広がる、メキシコの風土、引き継がれる伝統、現在を生きる女性たちの姿をも捉えた。フリーダ・カーロが生きていた証とそれらを写し取った写真が、時間と場所を越えて旅をする、“記録と記憶”を巡るドキュメンタリーがここに誕生する。

2015年8月8日(土) シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

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© Ishiuchi Miyako

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