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【衝撃】誰も読んでない?沖縄大宜味村議会が外務省に送ったはずの憲法9条遵守の意見書「みつからない」との回答

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沖縄県大宜味村の「憲法9条の厳守を求める意見書」を追跡

前回は青森県外ヶ浜町議会で可決された「安全保障関連法案(戦争法案)の廃案を求める意見書」の行方を追ったのだが、クレームのごとく扱われ、結局意見書のゆくえはわからず惨敗となった。

今回は沖縄県大宜味村議会が可決した「憲法9条の遵守を求める意見書」の行方を追ってみる。

大宜味村議会の意見書は、内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣、外務省沖縄担当大使宛に郵送されているという。そこで、外務省に電話してみた。

「憲法9条遵守意見書」を追って外務省に電話

まず、外務省の大代表の電話番号に電話した。

記者:
突然のご連絡失礼いたします。私地方議会ニュースと申しますが、過日、沖縄県の大宜味村議会にて可決された「憲法9条の順守を求める意見書」の行方を追っておりまして、実際に外務大臣がお読みになったのかお聞かせ頂きたく思うのですが、担当部署にお電話繋いでいただくこと出来ますでしょうか?

「お待ちください」と言われ、何分間か電話口で待っていたところ、大代表の方がどなたかに意見書の扱われ方について聞いて頂いたようで、

外務省担当者(大代表):
大臣への意見書ということになると、公聴室もしくは情報通信課に行く。そこから主管課に渡った後、大臣のところに届いているかどうかということがわかる。

ということだった。

その後、公聴室、大臣室で大宜味村議会の意見書が回ってきていないか確認してもらうが、結局のところ見つからず。

次に憲法9条を管理している安全保障政策課というところにつながった。安全保障政策課で現在どこの部署を回っているか調べてくれるという。折り返しのお電話いただくことになった。

しばらくしていただいた折り返し電話の結果はこうだった。

・大宜味村の意見書は見つからなかった
・憲法9条は安全保障政策課の管轄だが、まだ届いていない。
・意見書の取り扱い方は、基本的に大臣室に行き、大臣室→中身開封→大臣(お読みになるらしい)→主管課
・安全保障政策課の場合だと、ファイリングして意見書を保管している
・内容によっては、憲法9条の話であっても、他の課が主管している場合もあり、安全保障政策課に意見書が来ない場合もある。

というものだった。

「意見書の流れ」食い違う主張

と、ここで気になることがでてきた。大臣宛に来た意見書が、
・大代表が省内の誰かに聞いた話だと、公聴室or情報管理課→主管課→大臣室
だが、
・安全保障政策課の人の大臣室→中身開封→大臣→主管課
となっており、全く逆なのだ。意見書が届いた際、どうなるかは決まっていないということなのだろうか。

どこにあるかわからない意見書を気長に待つ

安全保障政策課では、回ってきた意見書をファイリングして保管しているという話を今回の電話で聞き出すことができた。憲法9条は安全保障政策課の主管であるということなので、いつかは意見書が回ってくるはずだ。

この意見書追跡シリーズの最終目的は、意見書がどう政策に反映されるかを聞き出すことにある。時間をおき、しばらくして再度届いていないか確かめ、届いていれば意見書がどう政策に反映されるか聞き出そうと思う。

意見書を出した地方自治体も、まさか自分たちの意見書が行方不明になっているとは知らないだろう。意見書は出すだけでは意味がなく、実際にどう政策に反映されているか、それは見届けたい。もし行方不明のままだったり、政策に反映されないということであれば、意見書そのものが、まったく意味のない、無駄なものだということになってしまう。

果たして、本当にそうなのか。さらに追跡して確かめたい。

(地方議会ニュース編集部)

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