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【編集部映画クロスレビュー】これは“共有すべき”映画体験!『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

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マッドマックス
いよいよ6月20日より公開となる映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。

「ガジェット通信」では特集ページで色々な記事をご紹介してきましたが、編集部は毎日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の話で大盛り上がりなのだ! 往年の“ドリフ放送翌日”とか“ジャンプ発売後”みたいに、「観た!? あれ最高だよな! あのシーンさあ」といった感じで、皆でキャッキャしているのだ。

そんな、一足お先に映画を観て興奮中のガジェット通信編集部によるクロスレビューをご紹介。

映画クロスレビュー『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

【ストーリー】
石油も水も尽きかけた世界。元警官のマックス(トム・ハーディ)は、愛する者を奪われ、本能だけで生き長らえていた。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕えられた彼は、ジョーに囚われた女たち“ワイブズ”を率いて反逆を企てるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)、全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、自由への逃走を開始する。凄まじい追跡、炸裂するバトル……。絶体絶命のピンチを迎えた時、マックスと仲間たちの決死の反撃が始まる!

監督:ジョージ・ミラー
脚本:ジョージ・ミラー 、 ブレンダン・マッカーシー 、 ニック・ラソウリス

マックス・ロカタンスキー:トム・ハーディ
インペラトル・フリオサ:シャーリーズ・セロン
ニュークス:ニコラス・ホルト

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』特集ページ
http://getnews.jp/madmaxfuryroad

「こんなのに追っかけられるなんてマジ悪夢」/ふかみん(深水英一郎)

疾走しながらこんなに人と人とが関わりあえるんだなということにまず驚きです。基本的にずっと車で走って追っかけ合ってるんですが、その風景やカスタマイズカーの造形が素晴らしく、それがぶつかったり抜きつ抜かれつするさまをうっとり観ているだけでも楽しいんです。

一番わけわからんのは、前面にスピーカーやホーンがずらっと並んでて、ギタリストがバンジージャンプのヒモみたいなのでぶら下げられてビヨンビヨンして、さらに車の背後にはドラム隊みたいな人たちが太鼓叩いているという車。しかもギタリストのエレキギターの先っちょからは火が吹いてる。もはや悪い夢ですよこれは。正式名称はドラム・ワゴンというらしいですが。こんなんに追っかけられたらほんとにたまらんでしょう。明らかにおかしいのですが、マッドマックスの世界の中ではかっこよく見えるのだから不思議です。

いろんな見方ができて楽しい映画だと思うのですが、1回は劇場で見て迫り来る爆走車両を大スクリーンで見て欲しいと思います。荒野でこれに追っかけられたら、普通絶望すると思うのだけど、頑張り続けるマックスたちはほんと凄いと思います。

【プロフィール】ふかみん(深水英一郎)
ガジェット通信発行人。焚き火でマシュマロ焼くのが好き。

「過去シリーズを観ていない人でも心配ナッシング!(でも事前予習すればベスト!)」/よしだたつき

1時間30分くらいかけて出掛けていき、残りの30分くらいで戻って来るお話です。なのに、どうしてこんなに面白いんだ! 『マッドマックス2』のクライマックス大激走シーンが約2時間に拡大され、さらにマシンも、アクションも、ラスボスも、狂気も、バカっぷりもパワーアップしちゃったんだから、もう望むことなんてノーモア(展開が早すぎて目が追い付かない場面はあったけど)。

ストーリー? そんなもん知らねぇよ。主人公マックスの過去? そんなもん興味ねぇよ。セリフ? そんなもん必要ねぇよ! ってことで、過去シリーズを観ていない人でも心配ナッシング! とは言え、ババアがショットガンをぶっ放したり、改造車に磔にされたり、確かに過去作へのオマージュも楽しかったりするジョージ・ミラー監督のニクい演出。ありがとう、ジョージ!

とにかく前を向いて走り続けるヤツら、それを追いかけるヤツらの物語を、ジョージが最高にクールな映像に仕上げてくれたのです。しかし! それを見守る俺らがいなければ、今年最強のエンターテインメントは完結しない! 大好きなヒーローがアッセンブルする映画も楽しみだけど、宇宙大戦争の行方も気になるけど、『マッドマックス』を観ずして今年の映画を語ろうなんて絶対にムリだからなッ! そして声を合わせて劇場で叫ぼうぜ。
「なんてラブリーな日だ!」

【プロフィール】よしだたつき
PR会社出身の肉好き草食系雑食ライター。毎年100本以上は新作映画を観賞しています。

「興奮と多幸感のあまり序盤・中盤・ラストの3回涙が出てしまった」/レイナス

映画館で予告編がかかるたびに、オリジナル版『マッドマックス』を未見の私をも「ナニコレスゴイ!ワケワカンナイ!(鼻息)」と興奮させていた謎の映画『マッド・マックス 怒りのデスロード』。
「予告編がうまくできているだけだったら嫌だなぁ」などと思っていたらとんでもない、あれだけ興奮できた予告編は、本当にただの断片に過ぎなかった。全編にわたって野太い血管がドクドク脈打つ、命を持った映画のような何かと対峙している感じ。「お前も生きてるだろ!俺も生きてるぞ!」とスクリーンから胸ぐらを掴まれている気分になる。生命と希望を賭けた砂上の大運動会を眼前にして、興奮と多幸感のあまり序盤・中盤・ラストの3回涙が出てしまったけど、思えば今作を手がけたジョージ・ミラー監督の『ベイブ』もおんなじように3回泣いたなぁ。「バーラムユー、バーラムユー。鉄マスクをつけた仲間たちに変わらぬ忠誠を、変わらぬ愛を!」

【プロフィール】レイナス
おもに『ホラー通信』で洋画ホラーの記事を書いている記者兼デザイナー。好きな映画ばかり繰り返し観るタイプ。

「マッドマックスは“共有すべき劇場体験”! 考えるより感じるアトラクションだ」/wosa(おさだこうじ)

観終わった後、「伝えるコトバが追い付かない」と思ってしまいました。
「すごい」「おもしろい」「大迫力」……こうした言葉が全て陳腐に上滑りしてしまうような、映像情報量を持つ作品です。全編通して「これどうやって撮ったの?」ってのが正直な感想。

どこまで行っても、見える限りの荒野。圧倒的な広がりを見せる地平線と空間は、見た事のない構図で迫ってきます。クリアに広がる視界とスケール感はそのまま、感じたことのない絶望感にも潜在的にリンクしていることに気づきました。

水、ガソリン、母乳、あらゆる液体は命そのもの。そして命を育む女は宝。何もない世界だからこそ、男たちの魂の拠り所は、「名誉ある死」や「新しい命」へとまっしぐらに、ただただ暴力的に向かうのです。

こうした、とめどない命への渇望は、劇中では誰も“説く”ことはありません。僕らはただ、それを観て、感じるだけ。
そして、絶望しかない世界に希望を見出す、という矛盾を打ち破るのは、スクリーンに投影された彼ら彼女らであり自分なんだ、ということも必ず感じてもらえます。

命が危ういからこそ、命を強く感じるアトラクション的映画、『マッドマックス 怒りのデスロード』は是非、体感してみてください。心の根っこがグイッとアガりますよ!

【プロフィール】wosa(おさだこうじ)
予備校生的風貌の体当たり系おじさんライター。豆と木の実が好き。

「なんだこれwwwwって思いながらもニヤニヤが止まらない」/まさんじ

43年間年生きててよかったぁぁ!
幼少のときからこの世界観にどっぷりハマって終末思想で迎えた1999年。世紀末が来ると信じ続けて迎えた2000年の絶望の中から暗黒の15年間ようやく救われる時が来た!!

これぞ世紀末待っていたバイオレンスな光景がまた見れた。30年経っても衰えるどころか、より熱く激しくなっている映画なんてそうそうお目にかかれない。

見始めて開始5分いきなり絶望のぶち込まれる、なんだこれwwwwwwうはって思いながらもニヤけ顔が止まらない。
そして目の前の映像とともに脳内に薄れていた古い記憶が鮮明によみがえるきた!他人の車からガソリン抜き取る時は注意!車のドアは案外薄い!割りと車には飛び乗れそう!とかどんどん蘇る!もちろん今回はそれすら裏切ってくれる!

この映画の凄い所当時に決してこだわらず世界観もぐんぐん独自の進化をしている。
たまに巷で見かける地上高スレスレの低い自動車(違法に注意)。爆音を響かせるウーハーを搭載させたりして車をカスタムする趣味が有るように。このマッドな世界でもぶっ飛んだ車の改造が数々登場する。この不思議なパラレルワールド感も体感してほしい!

人気のテーマパークとかに6400円払うより見応えのあります、どこよりも迫力の有る絶叫マシーンと砂漠のエレクトリカルパレードを是非体験して欲しい!

うわわぁぁあそれを口にぶち込んでも大丈夫なのか!?ブフゥーッ!!

【プロフィール】まさんじ
東京で最もマッドな街で暮らすデザイナー。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』特集も担当。チョコレートが大好き。

「10年以上の時を経た、ニコラス・ホルトとの再会」/藤本エリ

高校時代、私には年齢が1つ上のボーイフレンドがいた。現在30歳の筆者にとって、31歳と29歳は“タメ”だが、16歳にとっての1歳は大きい。元々映画や音楽は好きだったが、その彼に色々な事を教えてもらい、一緒に映画やライブに出かけた。そのひとつが2002年に公開された映画『アバウト・ア・ボーイ』だった。ヒュー・グラント演じる独身貴族とヒッピーな母親に悩まされる少年との心の触れ合いを描いたこの映画は、心が優しくなるストーリーで、バッドリー・ドローン・ボーイのサントラを買って毎日聴いた。素敵な映画、素敵な音楽、そして彼と過ごす時間こそが何よりも素敵な思い出なのだ。

何を隠そう『マッドマックス 怒りのデス・ロード』にて、全身白塗りの男ニュークスを演じるニコラス・ホルトこそが、『アバウト・ア・ボーイ』で小生意気な少年を演じていた彼なのだ。13年の時を経て、スクリーンで出会ったニコラス・ホルトはものすごい存在感で、ニュークスというキャラクターを演じていた。トム・ハーディ、シャーリーズ・セロンという名俳優たちに囲まれても負ける事無い見事な怪演を魅せていたのだ。あんなに小さかった彼がこんなに立派に成長したとは。驚きと共に、筆者は月日の流れを感じた。あの時の高校生の自分、そして今の自分。時間は確実に過ぎていくのだ……。

なーんて事は一切思ってません! 嘘ですよ! 嘘! 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観たら、そんな甘酸っぱい思い出とか感傷とか日々の悩み(主に結婚出来ないこと)とか全部どうでもよくなるから!! 面白すぎて、興奮しすぎて、全部吹っ飛ぶから! 思い出なんかいらない、死ぬか生きるかしか大事な事なんて無いんだよッ! ……と居酒屋で10時間はくだまける、本当に大傑作です。ぜひご覧ください。

【プロフィール】藤本エリ
映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。男性声優が好きです。

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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