リニューアルした秋葉のDJバー「MOGRA」レポート 「音も食も楽しめる場所に」
秋葉原MOGRA
5月29日、東京・秋葉原に店を構えるDJバー・MOGRAが、装いも新たにリニューアルオープン。1フロアにDJブースとミニバーカウンターを備えたこれまでの地下1階に加え、キッチンとバーカウンターを備えたラウンジスペースが地上1階に増設され、内装も外装も大きく雰囲気が変わりました。
2009年のオープン以来、アニメソングとクラブミュージックをテーマにさまざまなジャンルのイベントを開催し、秋葉系DJのシーンを牽引し続けているハコとして知られています。
今回、新たにラウンジが設置されたことで、多彩なドリンクやフードも展開されるほか、これまでは最大100人ほどだった収容人数も最大150〜170人程度に増え、より快適に音楽やイベントを楽しめる空間となりました。
リニューアルオープンを記念し開催されたオールナイトイベント「elemog -MOGRA Lounge Launch Party-」も含めて、リニューアルしたMOGRAの様子を動画と写真でお届けします。
そして、MOGRAの店長をつとめるD-YAMAさんにも、リニューアルにあたってのお話や、現在のアニソンDJイベントシーンの展望、今後の目標などについてもうかがいました!
(取材・文章/鎌田篤 動画撮影/布村喜和)
まずは内装をチェック!
こちらがリニューアルしたMOGRAの入口。ラウンジオープンを記念し、お祝いの花も多く届いていました。
木目調の看板と囲いが特徴的で、いかにも地下の隠れ家的な雰囲気をかもし出しています。
中に入ると、すぐに噂のラウンジスペースが! こちらも木製の枠で囲われた壁やテーブルで統一され、全体的に落ち着いた雰囲気となっています。
平日はフロア全体にテーブルが並べられ、同じ音楽の趣味を持つ人たち同士で集まれるミュージックバーとして利用できるとのこと。
バーカウンターの奥にはトイレやロッカーも増設され、より快適な環境になりました。
ドリンクやフードも充実!
そしてラウンジスペースの目玉は、スタッフ選りすぐりの多彩なドリンクやフードメニュー!
バーカウンターには、店長のD-YAMAさん、Hyperjuiceのharaさんなど、MOGRAのアーティスト兼スタッフたちが各地方でイベント出演する際に直接買い付けたという地酒が勢揃い。
フードメニューも充実のラインナップ! このほかにもカレーや焼きそばなどなど……季節ごとに、旬の食材も随時取り入れられていくそうです。
ラウンジオープン初日から、さっそく多くの人々で賑わい、スタッフも大忙しの様子でした。
地下フロアにも潜入!
ラウンジオープン初日に開催された「elemog -MOGRA Lounge Launch Party-」には、kz(livetune)さん、banvoxさん、fu_mouさん、BUDDHAHOUSEさんといった、MOGRAにゆかりのあるゲストDJ陣がお祝いにかけつけていました。
ラウンジに行っても地下のフロアに行っても、多くのお客さんでギッシリ。はじめてMOGRAに来たというお客さんからネットミュージック界隈の著名人まで、お酒を片手に大盛り上がりの様子を見せていました。
D-YAMA店長にインタビュー!
ラウンジオープン1日目を終え興奮さめやらぬなか、店長のD-YAMAさんに、今回のリニューアルについてお話をうかがいました!
──木目調の看板や壁、落ち着いた雰囲気の照明など、今回のリニューアルで内装も外装も大きく雰囲気が変わりましたが、どういったコンセプトのもとで設計されたのでしょうか?
D-YAMA 「MOGRA」という店名から、炭鉱や洞窟など掘削現場をイメージした店内デザインにしました。炭鉱の支柱をイメージした古材の装飾だけでなく、工事現場の照明機材や器具などを配置したり、遊び心のみで設計しています。
──ラウンジには座席やテーブルなども用意されてゆっくりくつろげるような空間になっていますが、このようなつくりにした理由とは?
D-YAMA 以前のMOGRAは、ひとつのフロアに全ての設備が詰め込まれていて、混雑するイベントでは音からの逃げ場がないつくりでした。
そこについては賛否両論だったのですが、やはりせっかく同じ趣味を持った人たちでひとつの空間に集まっているのだから、コミュニケーションをゆっくり取れる場があった方が良いと考え、ラウンジらしいつくりにしました。
──今後はどんなこと、どんなイベントに挑戦してみたいですか?
D-YAMA 美味しいお酒や食べ物を提供できるようになったので、今後は音楽だけではなく飲食物が主役のイベントも行っていきたいです。
6月13日(土)の深夜に第1回開催の「モグトーバーフェスト」なんかがそれにあたるもので、クラフトビールや普段クラブイベントでは飲めないようなビールを多数飲めるイベントを試験的に開催してみる予定です。
──アニソンDJイベントのお客さんが減ったと語る方々もいらっしゃいますが、現在のアニソンDJイベントシーンに関して感じること、思うことは何かございますか? また、そのような中で増設された理由とは?
D-YAMA MOGRAのアニソンDJイベントではそのように感じたことがないのであまりピンときませんが、少なくともMOGRAで開催していただいているアニソンイベントは、どれも熱量や魅力を持ったものだと思っています。
増設についてはオープン初年度からの夢だったもので、実現できるタイミングがようやく来たので踏み切ったというだけの理由ですね。
──MOGRA開店6周年を迎えられてのご感想と、これからの目標を教えていただけますか?
D-YAMA ラウンジの開店準備をしているときにふと思ったのですが、私が21歳で右も左も分からない状態でMOGRAをスタートさせたときとはまったく世界が違うと思いました。それは自分自身もそうですし、それ以上に周囲の環境が当時考えていたよりも充実しているなと。
当時の自分では、DJ WILDPARTY(国内最大級のEDMフェス「electrox」や「ULTRA JAPAN」への出演や、DJユニット・OL KILLERのメンバーとしても活躍するDJ)なんて面白いDJが出現することなんて予想もしてなかったですし、自分が新木場ageHaや海外へDJしに行くようになることもまったく予想外でした。
目標という訳ではないですが、今後も自分が想像つかないくらい面白い事にできたらと思います。
引用元
リニューアルした秋葉のDJバー「MOGRA」レポート 「音も食も楽しめる場所に」
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