PSPによく似たファミコンエミュレータ機 Pocket Boy をさわってみた
一見、PSPに似ているのだがファミコンのカセットを差して遊べるエミュレータ機「Pocket Boy FC-360」(メーカー不詳)。編集部が入手したので早速、さわってみました。
■同梱物
・本体
・単4電池×3
・AVケーブル
※AVケーブル?箱を確認したら、PAL規格なので日本のテレビにはつなげられません・・・。
■本体構造
・2.5インチカラー液晶モニタ
・十字キー
・PSPでおなじみ△○×□ボタン
・スタート/ポーズボタン
・リセットボタン
・電源キー
・スピーカー
・カセット用スロット
・AV出力端子
・外部電源端子
※ファミコンってABボタンだけでよいはずじゃ・・・。あれ?あのボタンがない?
外部電源端子は、ゲームボーイ アドバンス SP用のACアダプターが利用できます
■使い方
付属の電池を入れて、カセットを差して電源をON。モニタが点灯して、すぐにゲームが始められます。
■さわってみた
○使えるカセット、使えないカセット
要注意。スロットに差し込めるカセットと、差し込めないカセットがあります。
手持ちのカセットの範囲で調べてみると・・・
・任天堂製品、あるいはそれに準ずる形状のカセットならOK
・ナムコット、コナミ、バンダイのカセットはNG
単に厚さの微妙な違いで差し込めないように感じます。
でも裏カバーを削るまでの勇気はない・・・。
○セレクトボタンがない!
スタート/ポーズボタンはあるのですが、セレクトボタンが存在しません。
どうせ1人用でプレイするからセレクトボタンがなくても大丈夫。
あっ!セレクトボタンで宝を出す面がある「ドルアーガの塔」は?・・・カセットが差せませんでした。
○Bボタンダッシュしづらい!
ボタンの割り当ては
×と□:Aボタン
△と○:Bボタン
となっています。
プレステ系のコントローラを触ったことがある方は分かると思いますが・・・Bボタンを押しながらのAボタン操作が難しい!
動画をご覧いただくと苦労が分かると思います。
○音が遅い?
画像の描画速度は問題ないレベルなのですが、なぜか音の再生だけ遅く感じます。
こちらも動画でご確認を。
■でも面白い!
いろいろ「?」な部分はありますが、割り切って使えばお手軽で楽しいガジェットといえるのではないでしょうか。
何より持ち歩けるのは楽しいし、RF出力で本体(正規の)をテレビにつなぐのは面倒ですからね・・・。
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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