「夢のキャスティング」と監督も大興奮 ヒューとシガニーがノリノリで共演する映画『チャッピー』
『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督が放つ、AI(人工知能)を搭載した人型ロボットの成長と苦悩を描いた最新SF映画『チャッピー』(5月23日全国公開)。本作でブロムカンプ監督が「自分でも驚く夢のキャスティング。あこがれだった理想的な俳優がそろったよ」と語るのが、ヒュー・ジャックマンとシガニー・ウィーヴァーの共演。本日公開された特別映像では、ストーリーを支える2人の詳しいキャラクターが明らかとなりました。
映画『チャッピー』特別映像 (YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=a1SCYprK_EM
「ニールはあらゆるテクノロジーに精通している。『チャッピー』は彼の世界観が見事に表現されているわ」と監督を絶賛するシガニー・ウィーヴァー。劇中では軍事ロボット開発企業の経営者ミシェルを演じています。映像の冒頭で「あのロボットを焼き払いなさい」と命じているミシェルですが果たして……。ブロムカンプ監督は「あのリプリーが現場にいると思うと圧倒されたよ」と無邪気に喜んでいますが、そんな彼が次回作では『エイリアン』シリーズの最新作を手掛けるというのも非常に感慨深いですね。
一方で、「『第9地区』は衝撃的だった。SFというジャンルに変革をもたらしたんだ」と熱心に語るヒュー・ジャックマンは、本作で初めての本格的な悪役に挑戦。人工知能に反対する科学者ヴィンセントとしてチャッピーと敵対します。「ヴィンセントは野心的なキャラクターで演じるのが楽しかった。悪趣味なマレットヘアをしている」と、自身が発案したダサいヘアスタイルでの演技を楽しんだとのこと。映像の最後には、自らが操る巨大ロボットでチャッピーを追い詰める様子が映し出されています。
生まれたての赤ん坊のように無垢でまっさらな人型ロボット“チャッピー”は、ひょんなことから生みの親である科学者の手元を離れ、ストリートギャングによって育てられることに。深い愛情を学びながら驚くべきスピードで進化を遂げるも、自身がこの世に誕生した目的からは道を外れてしまい……。
ヒュー・ジャックマンが「最高のアクションとドラマ、エモーションに満ちていてSF嫌いな人も見たくなる映画だ」と断言する本作は、バイオレンスアクションが満載ながらも、人間とは? ロボットとは? 正しい子育てとは? などとさまざまな問いを突き付けてくる内容となっています。
映画『チャッピー』公式サイト:
http://www.Chappie-movie.jp/
(C)Chappie -Photos By STEPHANIE BLOMKAMP
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。