日本古来の健康ドリンク“甘酒”が果実の風味をまとって今の世にお目見え
皆様ご機嫌いかがでしょうか。何度かもぐナビニュースにつたない文を寄せさせていただいております、菅目 直衣(すがめ なおい)と申します。
酒はからっきしですが、甘い物を含めて様々な食文化に興味がある、四国在住の男と覚えてください。
それではくどい挨拶はここまでといたしまして、さっそく装いも新たな新感覚甘酒をご覧くださいませ。
酒が飲めない筆者が本日取り上げるのは、伝統的な飲料の甘酒だ。
しかも、そんじょそこらの甘酒ではない。フルーツ入りの「甘酒ドリンク」だ。徳島県の味噌メーカー、かねこみそから発売中のこちらの商品。甘酒に各種フルーツの果汁を加え、常温保存可能な飲みきりサイズ(110ml)となっている。
「甘酒ドリンク」三種そろい踏み
甘酒というとどんなイメージを持っているだろうか? 名前からして甘ったるいお酒の一種? 年寄りの飲み物? 漠然とそんな風に思っている人も多いだろう。
しかし、実をいうと甘酒は、美容と健康にいい成分が豊富に含まれた、ヘルシードリンクなのだ。
さて一口に甘酒と言っても大きく分けて二種類ある。酒粕を水などで溶いて甘味をつけたものと、米を麹で発酵させて甘い液体にしたものだ。酒粕のほうもおいしいものだが、ヘルシードリンクとしてお勧めするのは麹から作るほうである。
では、麹から作られた甘酒のヘルシーポイントを一つ一つ見ていこう。
1.ノンアルコール飲料
酒、という字を書くが実はアルコールは含まれていないので、子供や運転をする人でも安心して飲めるのだ。
ただし酒粕から作ったものはごくわずかにアルコールを含む場合があるので、十分気をつけて区別していただきたい。
2.意外と低カロリー、しかもすばやくエネルギーとして消費される
その名の通り甘酒は甘い飲み物である。となると気になるのはカロリーであるが、これが意外と低く100gで80kcal程度である。
さらに糖分の多くはブドウ糖で、体内、特に脳の主要なエネルギー源として消費されるため、身体や頭が疲れたときにぴったりの栄養補給飲料といえるだろう。
3.アミノ酸やビタミンが代謝を助ける
各種アミノ酸やビタミンB群なども豊富に含まれている。
アミノ酸は美しい肌・髪・爪などをはじめ身体を形作るたんぱく質の基であり、ビタミンB群はそのアミノ酸や糖類を分解・利用する助けとなる。甘酒はこれらが一時に摂れる、総合サプリメントのようなものだ。
4.食物繊維やオリゴ糖が腸内環境を改善
甘酒には麹由来の食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれる。
食物繊維は腸内で水分の保持に役立ち、オリゴ糖は腸内善玉菌の餌となって増殖を促すため、通じをよくし有害物質の排出を助ける働きがある。
いかがだろうか。このようにさまざまなヘルシー成分を含んでいるうえ、飲んでもおいしい甘酒を試さずにおくのはもったいないものといえよう。
ただ、やはり発酵食品であるがゆえに独特の香りや風味が苦手、という意見もあるかと思う。そこで今日ご紹介する「甘酒ドリンク」である。
原料は米と麹と果汁
原材料は米と麹、そしてそれぞれのフルーツ果汁。糖類が加えられているものの、それでも1カップ110mlあたり83kcalである。もちろんアルコール分はゼロ。保存料も使われていないので安心して飲める。
果汁の色に染まった麹の沈殿と上澄み
沈殿しているのは米麹由来の固形分。上澄みともどもフルーツの色に染まって見た目も鮮やか。
トロピカルな甘酸っぱさ、マンゴー味
それぞれ味わってみると、マンゴーはトロピカルフルーツならではの主張の強い甘酸っぱさ。
香り高く甘さ控えめ、グレープ味
グレープはやや酸味が勝った味わいで、何より香りが高い。
見た目どおりのやさしい甘酸っぱさ、ピーチ味
ピーチは酸味控えめ、その色同様やさしい甘酸っぱさである。
飲みきりサイズで三つの味、毎日飲むのにぴったり
いずれももとの甘酒のクセや香りはほとんど感じず、口当りもよくフルーティーで非常に飲みやすいドリンクに仕上げられていた。サイズも軽く飲み干すのにちょうどよく、毎朝その日の気分で好みのフレーバーをチョイスすれば、フレッシュでいきいきした一日が送れそうである。
現在順次全国展開中とのことなのでまだ手に入らない地域も多いかと思うが、他に先駆けて注目しておくべきヘルシー飲料「甘酒ドリンク」、ぜひ一度味わっていただきたい。
それでは皆様の美容と健康を祈りつつ、グラスを干そう。
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