オーロラを見るためにカナダを訪れ、マイナス36度の世界を体験しました(ガジェ通旅ライター:TOMAKI)
「寒い」というより、「痛い」!
カナダ極北のユーコン準州にある、エリック・ニールセン・ホワイトホース国際空港に降り立ったときの気温はマイナス23度。露出している顔や首筋に、外気の寒さが突き刺さります。呼吸をしようと息を吸い込むと、あまりの寒さに肺が拒否反応を示して、咳き込んで咽るレベル。
『オーロラ王国ブロガー観光大使』として、カナダ観光局から選ばれて、カナダオーロラの旅をしたのは2013年12月。
オーロラと言えば北欧を思い浮かべるかもしれませんが、カナダも世界中から観光客が集まる、人気のオーロラ観賞地です。
シーズン中は、3泊滞在すれば9割の確率でオーロラが見られると言われています。もちろん、私が滞在した5日間の旅行中も、しっかり3日間オーロラを堪能することができました。
ホテルからバスでオーロラの観測地へ向かい、焚き火やテントの中で時折身体を温めながら、夜空に巻き起こる大スペクタクルを観賞します。肉眼で見るオーロラは、どちらかというと淡い乳白色に近く、写真にありがちなどぎついネオンカラーとも少し違って見えました。
本当に、吸い込まれるような、神秘的で荘厳な光。雪の上に寝転がって、手足がジンジン痺れてくる感覚を味わいながら、オーロラをしばらく見上げていました。雪山で遭難するって、こんな感じなのかなー、とか妄想しながら。
まぁ、寒くて我慢できなくなって、すぐにテント小屋のストーブへ温まりに行きましたが……。
ホワイトホースに訪れ、オーロラを観賞した初日の夜、気温はマイナス36度だったということを帰り際に聞きました。
吐く息で睫は凍るし、まるで北極や雪山の探検家にでもなったような気分でした。
デジタルカメラのバッテリーがすぐに凍りついて使えなくなってしまったので、初日はほとんど写真が撮れませんでした。
二日目以降、どうやってバッテリー切れを解決したかは、また別途記事に書きます。
普段日本で生活していて、マイナス20度や30度なんて体験できないので、このカナダ旅行は良い経験になりました。
オーロラ観賞はパックツアーなどもあるので、「一生に一度」と気構えずに、思い切って行ってみると楽しいですよ。
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# 旅ライター
※この記事はガジェ通ウェブライターの「TOMAKI」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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