【衝撃】サイフ忘れた状態でコインパーキングに停めてしまう → 交番に「お金を貸して」と言いに行ってみた
某国民的アニメの主題歌では、「買い物しようと町まで出かけたのに財布を忘れてた」ことを愉快だと歌っているが、財布を忘れたことに気づくタイミングが遅れると、愉快どころでは済まされないものである。
・家から遠いコインパーキングに停めてから気づいてしまった
先日のことである。自宅から30キロほど離れた場所まで車で出かけ、コインパーキングに駐車してから用事を済ませ、いざ出庫しようとしたタイミングで財布を忘れていることに気がついたのだ。車の中に小銭すらない。現金がなければクレジットカードも電子マネーもない。携帯はiPhoneなのでおサイフケータイも使えない。身分証明書の類もない。完全に手詰まりである。
・交番に行けばお金を貸してもらえるかも!
そういえば噂で交番に行けばお金を貸してもらうことができると聞いたことがある。もはや打てる手はこれしかない。免許不携帯で注意されてしまっても仕方ない。最寄の交番に立ち寄り、頼み込んでみることに!
・実家に電話して身元確認→オレオレ詐欺だと思われる…!!
交番でお金を借りたい旨を伝えると警察官から理由を詳しく聞かれ、どうにもならないことを理解してもらい、お金を貸してもらえることになった!噂は本当だった!
免許不携帯の件については、一旦電車で帰宅してから免許を持った状態で出庫するようにと注意を受けるが、そもそも免許を持っていないため身元確認ができない。そこで、交番から実家に電話をかけての身元確認をすることになったが、ここに思わぬ落とし穴があった。まず警察官に実家の電話番号を伝え、電話をかけてもらう。
警察官 「もしもし私○○署の○○と申しまして、お宅の息子の○○さんがこれこれこういう訳で、お金がなくて困っているんですね。」
ここで警察官と私がバトンタッチ。
私 「もしもしオレだよ。」
親 「あなた本当に私の息子?」
どうやら完全にオレオレ詐欺を疑っている様子。何を伝えてもなかなか本人だと信じてもらえない。簡単に騙されないようにしているのは安心ではあるのだが、本人なのに疑われるとなかなか切ないものである。
その後も粘り強く会話を続け、お金を振り込めという内容ではなく、交番でお金を貸してくれるということがわかって安心した模様。お金がかからないとわかってから、息子本人だと認めてくれる親。うーん……。
・無事にお金を借りられて出庫できた!
身元確認が無事に終わり、その後書類に名前や住所などを記入すると、警察官が財布から千円札を一枚取り出して渡してくれた。まさか警察官のポケットマネーなのか?と気になって調べてみたところ、どうやら『公衆接遇弁償費』という制度があるらしく、ちゃんと公費から出ているとのことでひと安心。おかげで無事に車を出庫することができた。本当に助かった…。
・近所の交番で返すこともできる
この借りた千円は借りた交番に直接返しに来てくれと言われたが、どうやら近所の交番で返すこともできるらしい。振込や引き落としなどでは手続きできないのだが、そのせいか貸し出されたお金は必ず返されているというわけではないそうだ。
・詐欺罪で逮捕される場合もある
もちろん、「これを繰り返せば働かなくてもお金が手に入る!」なんて考えてはいけない。故意に何度も繰り返していると詐欺罪で逮捕される場合もあるそうだ。借りたお金は忘れずにしっかり返すようにしよう。
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