この状態で寝てるんです! 鴨川シーワールドのナイトアドベンチャーでシャチ・イルカ・ペンギンの寝姿を堪能せよ!
千葉県鴨川市の東条海岸沿いにある『鴨川シーワールド』の『ナイトアドベンチャー』は夜の水族館を飼育係員の特別解説を聞きながら約1時間堪能できる人気プログラム。そこでは昼間の観察だけでは見れない様々な生き物の夜の生態が楽しめます。通常は夏季に開催されるプログラムですが、2015年度は3月22日~26日・29日~4月3日の期間にも実施される事になりました。予約は、3月10日9時より電話にて開始となります。
『エコ・アクアローム』で夜の魚類を観察
”アメンボ”は光に集まる習性があるので、夜間にライトを当てる事で網を張らずにその場に滞在させる事ができます。”アミメハギ”は寝ている間に水流に流されないように海藻のアマモを咥える習性があります。
”アユ”は年魚とも言われ寿命が1年間ほどしかありませんが、夜間にライトを当てて昼間が長く続いていると認識させる事で寿命を延ばせるんだそうです。”ナマズ”は夜行性で夜になると混泳させている魚に噛み付いたり、食べてしまったりしてしまうのでライトを当てて夜の活動を沈静化させて、周囲の魚を守ります。
『オーシャンスタジアム』でシャチとコミュニケート
鴨川シーワールドは日本で初めて”シャチ”を飼育した水族館で、昼間はシャチのパフォーマンスも行っています。ナイトアドベンチャーでは珍しいシャチの寝姿を観察できます。起きている時は、好奇心旺盛で人懐っこいシャチが近くに来て遊んでくれます。
TVや動画サイトでは、しばしば獰猛なシャチ映像が流れる事もあり、悪いイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、無闇に生物に襲いかかるという事はありません。ここでシャチの愛らしい姿を見て飼育係員の解説を聞いて正しい知識を得れば、もっともっとシャチが好きになること請け合いです。
『ロッキーワールド』に広がる海獣の世界
”ペンギン”には”立ったまま顔を羽に隠して寝る”、”腹ばいになって寝る”、”かかとで立って寝る”という3種類の寝方があります。これはくちばしや足が冷えやすいため、外気に触れづらくしたり、地面に触れる箇所をできるだけ少なくする意味があります。
”アザラシ”や”アシカ”は陸で寝ます。見た目が似ている二種ですが、アシカが体を重ねて寝るのに対し、アザラシはやや臆病なため少し離れて寝るという習性の違いがあります。他にも”セイウチ”や”トド”の寝姿も見られます。
『ロッキーワールド』の地下から見る不思議なイルカの睡眠
”イルカ”は無意識呼吸のできる人間と違って意識的に息継ぎをしなければならないため、熟睡ができないので片目を閉じて片方の脳を休ませる半球睡眠という特殊な眠り方をします。例えば右目が閉じていれば左の大脳が寝ていますが、左目ではものが見えています。
”浮かびながら寝る”、”緩やかに泳ぎながら寝る”などが主な寝方ですが、沈みながら寝ることもあります。これは水族館などで飼育された安全な状態だからこそできることで、自然界では見られません。
快適な春の『ナイトアドベンチャー』
プログラムの締めとして『マリンシアター』にてスライド映像と共にナイトアドベンチャーの内容の振り返り解説があります。もしシャチやイルカに熱中して説明が聞き取れなかった時もここで復習ができます。
様々な海獣や水生生物の夜の生態が1時間に凝縮されたナイトアドベンチャー。夏季に参加するのも良いですが、快適な気温の春季に参加するとまた違った経験になるかもしれませんよ。
鴨川シーワールド『ナイトアドベンチャー』
開催日 :2015年3月22日~26日・29日~4月3日
※雨天決行
開始時間:19:45集合、20:00出発
※集合場所:鴨川シーワールド正面ゲート
見学時間:約1時間
参加料金:大人(高校生以上)850円、小人(4才~中学生)650円
※3歳以下は無料。
予約受付:3月10日9:00より参加申込受付開始
※当日の午後6時までに電話申込。
申込み先:鴨川シーワールド サービス課
TEL:04-7093-4803(9:00~17:00)
※ナイトアドベンチャー実施日は18:00まで可
募集人数:1日100名限定(定員になり次第 締め切り)
見学場所:エコ・アクアローム(魚類)
オーシャンスタジアム(シャチ)
ロッキーワールド(アシカ・アザラシ・ペンギンなど)
ロッキーワールド地下(極地ペンギン・イルカなど)
マリンシアター(見学した動物たちのおさらい)
ウミガメの浜(アカウミガメ・アオウミガメ)
『鴨川シーワールド』公式サイト
http://www.kamogawa-seaworld.jp/
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