「良い意味での“二面性”は個性」ピンク・ベイビーズ栗山莉奈さんインタビュー
ピンク・ベイビーズ栗山莉奈さんインタビュー
「UFO」「ペッパー警部」「ウォンテッド(指名手配)」など、誰しも一度は聴いた事があるピンク・レディーのナンバーを歌い踊り継ぐユニット「ピンク・ベイビーズ」。2013年のプレデビューイベント、2014年8月の初ワンマンライブ、10月と11月のフランスでのステージと着々と活躍の場を広げています。
メンバーは総勢14名、平均年齢15歳とフレッシュかつダイナミックなパフォーマンスが魅力です。メンバーそれぞれに夢、好きなこと、得意分野があり、個性たっぷりのピンク・ベイビーズ。今回は最年長のお姉さんメンバー栗山莉奈(くりやまりな)さんにインタビュー! ダンスを始めたきっかけ、今後目指したいアーティスト像など色々とお話を伺ってきました。
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良い意味の“二面性”が個性!「MC中の私は別人なんです」
――先日イベントを見させていただきましたが、栗山さんのMCがハキハキしていてとても素敵でした。
栗山:ありがとうございます! でもあれは表の私で、本当は全然違う子なんですよ(笑)。
――違う、というのは?
栗山:ピンク・ベイビーズのメンバーとして、ライブやニコ生でMCをする時は「ちゃんとやらなきゃ」って気持ちが強いから喋れるんですけど、普段の私は「無」です。
――無! オンとオフの自分をちゃんと切り替えられるんですね。
栗山:ライブやニコ生の時は責任感で喋れているだけで、普段は無で何も考えていないですね。ほとんど怒らないし、泣かないし、ニコニコ笑っている事が多いので、お母さんやお友達がライブに来てくれると「いつもより感情が分かりやすいね」って言われます。入学式の時に白いセーターを着ていたんですけど、あまりにも私が大人しいから皆に「白ウサギちゃん」ってあだ名を付けられて。でも、だんだん仲良くなってくるとブラックな面が出て来て「黒ウサギちゃん」ってあだ名が変わって。
――(笑)。でもそれってちょっと嬉しいですよね。本当に仲良くなって自分の内面を知ってくれた、みたいな。
栗山:そうですね、「黒ウサギ」って呼ぶって事は相当仲良くなった子なので。自分のそういった、良い意味での“二面性”は個性なのかなと思います。
――本当、こうしてお話をしていると人見知りだなんて全然感じません。
栗山:良かったです。人見知り過ぎて、中学一年生の夏に先生とお母さんと三者面談で「本当に誰とも喋らないね」って言われるくらい。でも、そんなに人見知りなのに応援団に入っちゃったんです(笑)。学ランが格好良く見えて、憧れだったんですよね。中学三年間みっちり頑張りました。
――とっても華奢なのに結構ガッツがあるんですね。
栗山:小学校の時からバスケットボールをやっていたり、陸上競技大会に出たり、体動かす事は大好きです。
――では一番得意な科目も体育?
栗山:はい! 体育は得意で足も速かったんです。でも、14歳の時にバスケで人生初骨折をしてから足が遅くなってしまって……。たぶんギブスをずっとしていたので筋力が落ちて足が細くなったのが原因だと思います。
芸能界を目指したきっかけは『ドラえもん』 レッスンはストイックなのにマイペース!
――栗山さんが芸能界に興味を持ったきっかけはどんな事だったんですか?
栗山:小学生の頃、ドラえもんの映画の声優オーディションがあって、それに応募したのが始まりです。ドラえもんが大好きで、お誕生日に友達にドラえもんの抱き枕をもらって、毎日抱きすぎてカタチが変わっちゃうほどに愛用してます。
その後、13歳の時に塾のチラシのモデルをやって、その後に原宿でもらえるフリーペーパー「JOL」でadidasのバッグのモデルをやらせてもらって。芸能界に興味を持ったのは『ドラえもん』の声優オーディションからですが、その後はたくさんオーディションを受けました。「とりあえずやってみよう!」の精神で、色々とチャレンジしてみようと思って。
――結構行動力があるんですね!
栗山:だから人見知りなのに、応援団とか生徒会とか色々やっちゃうんでしょうね(笑)。
――ピンク・ベイビーズのオーディションを受けたきっかけは?
栗山:お母さんにも手伝ってもらって、本当にたくさんのオーディションを受けていたのですが、その中の一つにピンク・ベイビーズがあって。ピンクレディーさんの曲はお母さんがよくカラオケで歌って踊っていたので、知っていました。オーディションの時は「ペッパー警部」を歌ったんですけど、最初から歌詞を間違えました。そのまま歌い続けましたが「あ、終わったな」と。ワンコーラス後のフリーパートでもダンス踊らなかったし(笑)。
――ダンス嫌だったんですか?
栗山:バレエも辞めてからしばらくたっていたので、人前で踊るという事がイメージ出来なくて。他のメンバー候補もいるし、緊張しすぎてしまって。(吉田)亜衣奈に「同い年だね、一緒に頑張ろう!」と声をかけてもらったのに、勝手に年上だと思い込んでいて終始敬語で話してました。無事オーディションに合格してダンスレッスンが始まってからは、踊るのが楽しい反面、もっと昔からやっておけば良かったなとも思いました。
――でも、元々運動大好きで体育会系経験があるから、きっとバテ無いのでしょうね。
栗山:そうかもしれませんね。夏の強化合宿で走り込みをする際も、ずっと歌いながら走っていました。その方が疲れた事に意識が行かないから、長く走れるんですよ。
――本当にストイック!
栗山:う〜ん、それか何も考えていないのか、どっちかですね(笑)。
この春大学生に「アナウンサーやお天気お姉さんになりたいです」
――そうやって夢には積極的な栗山さんですが、プライベートな時間はいかがですか?
栗山:休みの日は家でゴロゴロするよりも、一人旅に出かけるのが好きなので、関東周辺で色んな街に行ってカフェに行ったり、ウィンドウショッピングしたり。「この服可愛いな〜」と思いながら、買わない(笑)。それで家に帰って、よく考えてやっぱり欲しかったら買います。一人で過ごすのは好きでご飯も食べるし、カラオケも行っちゃいます。
――私も一人行動大好きなので分かります。今一番行きたい場所ってありますか?
栗山:う〜ん、埼玉です!
――行った事無いんですか!?
栗山:お母さんが東方神起のファンなので、ライブを観にさいたまスーパーアリーナに行った事はあるんですけど、ちゃんと歩いた事が無くて。ピンク・ベイビーズもまだ埼玉でライブした事無いんですよね。近いうちにちゃんと街歩きをして、埼玉を満喫したいと思います。
――最近ハマっている事ってありますか?
栗山:ラッコの画像を集めるのにハマっています。海では海藻をお腹に巻き付けて、水族館では手をつないで寝ている姿が本当に可愛くて!! あと美味しい貝とかウニとか贅沢な物しか食べない所も「こいつ!」と思ってたまりません(笑)。可愛い画像を見つけたら、スマホに即保存です。後はペンギンのお腹も好きだし、アザラシはカメラ目線してくれるので良い写真が撮れますよね。
――犬も飼われていますし、動物大好きなんですね。
栗山:この春から大学生なのですが、大学では生物系を選考します。でも、犬とか猫の様な小動物では無くて、牛とか馬とか本格的な。自分でソーセージを作れる様になったり、後はキャンパス内に博物館もあるそうなので、楽しみです。
――まだ大学入学前に気が早いかもしれませんが、大学を卒業したら社会人になりますが、将来の夢は何ですか?
栗山:いつかアナウンサーの様に話すお仕事もやってみたいので、MCだけは誰よりも頑張りたいです。お天気お姉さんも憧れます! 朝の情報番組って若い方だけでは無くて、子供からお年寄りまで色々な人が観てくださる所が良いですよね。
――特に好きなアナウンサーはいますか?
栗山:日本テレビの水トアナウンサーと、『ZIP!』のお天気キャスターの岩本乃蒼さんが大好きです。岩本乃蒼さんは特に、毎朝『ZIP!』を見て、「今日の服装も可愛いな」「あのコート良いな」ってファッションチェックしたり。
――大学は私服通学になりますし、ちょうど参考になりそうですね。
栗山:そう! 私服通学が楽しみでもあり、面倒でもあるんです。でも、大学生になったら勉強はもちろん、高校生の頃より時間に少し余裕が出来る分、ピンク・ベイビーズの活動もさらに頑張っていきたいです。最年長として、少しずつ大人っぽい表現も出来たらなと思っていますので、ぜひライブに遊びに来ていただきたいです!
――私も栗山さんのダンス・歌はもちろん、磨きがかかったMCを楽しみにしています。今日はありがとうございました!
オマケ:タロット占いをしてもらいました!
最後に、タロット占いが趣味の栗山さんに筆者の恋愛運を占ってもらいました! 手慣れた手つきでカードを扱う栗山さん。
栗山:年上の方とお付き合いするのが合っているみたいです。でも……。
筆者:ど、どうしました!?
栗山:最後のカードが……。
筆者:(ドキドキ)
栗山:お別れが近いというメッセージが……。でも、こうして占っておけば対策も出来ますしね!
悪い結果を筆者が傷つかないように教えてくれる、とっても優しい栗山さんなのでした。
栗山莉奈さんプロフィール
栗山莉奈(くりやま りな)
生年月日:1996/9/24
出身:神奈川県
趣味:写真を撮ること、タロット占い
特技:バスケットボール、金魚すくい
星座:てんびん座
血液型:AB型
ピンク・ベイビーズ公式サイト(栗山莉奈)
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