『アリスのままで』特報解禁 アルツハイマー患者を演じたジュリアン・ムーアが念願のオスカー女優に
先日発表された『第87回アカデミー賞』にて、ジュリアン・ムーアが主演女優賞を受賞した映画『アリスのままで』(6月27日全国公開)。『第72回ゴールデン・グローブ賞』でも主演女優賞(ドラマ部門)を受賞している注目の話題作ですが、本日その特報映像が公開されました。
『アリスのままで』特報映像(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=R32w3h8ZWHM
ジュリアン・ムーアが演じるのは、50歳という若さで若年性アルツハイマーを患ってしまった主人公のアリス。彼女は、勤務中に突然言葉が思い出せなくなり、ジョギング中には自宅への帰り道が分からなくなってしまいます。徐々に記憶や知識が抜け落ちていく中で、かつての自分が自分へ向けて残したビデオメッセージを発見するアリス。自分であり続けるために、彼女が自身に託したメッセージとは……?
原作は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーランキングに40週間にもわたってランクインし、世界各国で25の言語に翻訳されたリサ・ジェノヴァの小説。監督はウォッシュ・ウェストモアランドと、自身もALS(筋委縮性側索硬化症)と闘病中のリチャード・グラッツァー。誰のせいでもない苦しみと、その中にもなお喜びを見出そうとするアリスの心情を細やかに描き出しています。
念願のオスカー女優の称号を手に入れたジュリアン・ムーアは、「この映画を通じてアルツハイマー病に光を当てることが出来てとてもうれしいです」と、アルツハイマー病を患う多くの人たちが孤独感を感じていることを訴え、「この映画によって素晴らしいことが伝えられました。それは、あなたは1人ではないということを示せたということです。アルツハイマーの人たちのことを知り、早く治療出来る方法が見つかればと考えています」と、作品への熱い思いをコメント。
すべての記憶を失う若年性アルツハイマー病と宣告されたとしたら、果たして自分ならどうするのか――避けられない運命との葛藤と、家族のきずなを描く本作がそのヒントを与えてくれるかもしれません。
映画『アリスのままで』公式サイト:
http://alice-movie.com/
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