『第2回ネットアカデミー賞』発表! ネットユーザーが選ぶ2014年のベスト映画はアニメ勢が独占
ネット投票で2014年にいちばん面白かった映画を決めよう! ということで投票を募っていた、ガジェット通信主催の『第2回ネットアカデミー賞』。その結果がついに出ました! 総投票数1889票の末、今年は上位をアニメ勢が独占といういかにも『ネットアカデミー賞』らしい結果となりましたよ。
※ノミネート作品の一覧はこちらの記事でご覧いただけます。
https://getnews.jp/archives/823613
『第2回ネットアカデミー賞』結果発表
金賞:アナと雪の女王
銀賞:映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!
銅賞:クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
栄えある金賞は、ディズニー・アニメーションのミュージカル映画『アナと雪の女王』。本家の『アカデミー賞』では、2013年度の“長編アニメ映画賞”を受賞した作品です。日本では2014年3月の公開と約1年前の公開作品にも関わらず、そのブームは未だ衰えを知ることはありません。実写版『シンデレラ』(4月25日公開)との同時上映で、新作の短編アニメーション『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』も公開を控えています。
その魅力はすでに各所で語り尽くされていますが、やはり『ネット流行語大賞2014』でも5位にランクインした「レリゴー(Let It Go)」という言葉の力は絶大。さらに、悪い魔女との対決という構造を避け、マイノリティの象徴・エルサとの共存を描いたディズニー・クラシック作品へのアンチテーゼ的ストーリーが多くの人を魅了したのでしょう。
続いて銀賞は、『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』。こちらも2014年に大ブームとなった勢いがそのまま票に反映されたと思われます。編集部の有識者(『妖怪ウォッチ』好きのおっちゃん)に話を聞くと、「ゲームやアニメで予習していかないと、なんのことかわからず楽しめないので要注意」とのことですが、それでも公開16日目で興収50億円を突破というとんでもない記録を達成。年末の『NHK紅白歌合戦』にも妖怪たちが出演するなど、すでに国民的キャラクターとなっており、いかに多くのファンを抱えているかということが分かります。
「テンション高めのウィスパーと、可愛さが2割増しくらいのジバニャン、そしてテレビでは見られないケイゾウ、フユニャンなどの特別なキャラクターが登場。映画ならではのスペシャル感は盛りだくさん!」と、中学生以下の子どもに配られる“ダークニャン”の妖怪メダルがもらえなかった大きなお友達も大興奮の様子でした。
そして銅賞は、長年愛され続けているシリーズ最新作『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』。「ロボ、でも父ちゃん。」というキャッチコピーがグッとくる劇場ポスターを見ただけで涙した人も多いでしょう。謎の組織によってロボットに改造された父ひろしのドタバタを巡り、「ロボットになっても父親は父親なのか?」という意外と哲学的なテーマをズシリと突き付けてくる作品です。
劇場版シリーズのなかでも随一の人気を誇る傑作『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』と比較される声も多く、“しんのすけ”と共に育って今や“ひろし”世代のパパたちにとっては、愛すべき作品となったのではないでしょうか?
<10位までのランキング>
4位:ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー
5位:ベイマックス
6位:ホドロフスキーのDUNE
7位:あなたを抱きしめる日まで
8位:劇場版 THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!
9位:それでも夜は明ける
10位:トランスフォーマー/ロストエイジ
10位までのランキングで注目すべき作品は、6位の『ホドロフスキーのDUNE』。豪華すぎるスタッフやキャストを集結し、絵コンテまで制作されながら制作中止となってしまったアレハンドロ・ホドロフスキー監督の幻の映画『DUNE』を巡り、その後のSF映画界に与えた多大なる影響を証言したドキュメンタリー映画です。いや、いい映画だったど……公開館数も少なかったし意外でした。ホド爺、良かったね! デヴィッド・リンチとも仲が良いようで安心したよ!
その他、『あなたを抱きしめる日まで』『それでも夜は明ける』など、本家『アカデミー賞』とも関連した作品が並ぶ中、今年度の『ゴールデン・ラズベリー賞』で最低監督賞(マイケル・ベイ)を受賞した『トランスフォーマー/ロストエイジ』も10位にランクイン。良くも悪くも話題になった作品ということでしょうか。
以上、「まだ見てない!」という作品があった方は、ぜひ今からでもチェックしてみてくださいね。
集計期間:2015年2月18日(水)~2015年2月21日(土)
集計方法:コッソリアンケート
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(C)LEVEL-5/映画「妖怪ウォッチ」プロジェクト2014
(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2014
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