世界最大!100度の視界を実現したARヘルメット「SEER」で、迫力の映像体験を
昨今、次々と新しいウェアラブルデバイスが登場しており、AR(augmented reality、拡張現実)のヘッドセットなども目にするようになった。
世界最大、100度の視界を実現したARヘルメット
Caputer Labsが開発している「SEER」も、そんなARヘッドセットデバイスの1つだ。ただし、「SEER」は世界で最大となる100度の視界を実現しているのが大きな特徴。スクリーンから約2.4メートル離れた地点に映像が浮かび上がって見える。Google Glassが63.5センチ程度の視界の広さであるのに対し、5メートル以上の視界を確保しているというから、水平に見える映像のダイナミックさが想像できるというものだ。
「SEER」ヘルメットには、パイロットのヘルメットと同じような、反射鏡ディスプレイの技術が取り入れられている。ただし、パイロットヘルメットが2枚のレンズディスプレイ構造になっているのに対し、「SEER」では1枚のみ。こうすることによって、構造をシンプルに効率化している。
レンズには、画像の拡大や画像のゆがみを補正する機能が搭載されているという。真空コーティングされたマルチレイヤーのおかげで、視界内に再現される映像は、ほぼ完璧な反射性、透明性が確保されている。非常にクリアな視界を体験できるのである。
オープンソースなので、さまざまなアプリ開発も
この「SEER」は、スマートフォンと連動して動作する。そのため、ヘルメット以外に新たな機器を用意する必要はない。「SEER」のテクノロジーはオープンソースになっているので、開発者たちは「SEER」向けに、iOS、Androidプラットフォームのアプリを開発することが可能だ。
脳波や心電図、ワイヤレスカメラと連携するセンサーを活用した機能を加えたり、キーボードやleap motion、時計やリング型デバイスと連動させて、頭の傾きで指令を発信して操作するようなことも実現できるだろう。
Kickstarter開催日も残りわずか
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