芸能人のボツネームまとめ!「マツコ・ロワイヤル」って、誰?
芸名やコンビ名などを決めるには、それまでにいくつか候補が存在するものである。今回は、採用されなかったボツネームを紹介する。
■マツコ・デラックス/「マツコ・ロワイヤル」「マツコ・インターナショナル」「マツコ・ユニバーサル」“マツコ”は、昔からずっと呼ばれていたあだ名で、「マツコだけではちょっと…」ということになった。“デラックス”部分は、他に“ロワイヤル”“インターナショナル”“ユニバーサル”の3つの候補があったという。これを決めるのには一晩じっくり考え、一番シンプルな“デラックス”に決定した。しかし、いまだに「ロワイヤルが良かったかな…」と考えるときがあるという。 (2010.7.31 OA「嵐にしやがれ」より)
■アンガールズ/「タモリス」「タモガールズ」どうしても「笑っていいとも!」に出たくて、「タモガールズ」ならツッコミやすくてオーディションも通るのでは、と考えた。現在の名前はナヨナヨしていることから「ガールズ」、女ではないので否定するため「アン」にした。(2006.8 アサヒ芸能エンタメ)
■おぎやはぎ/「金歯銀歯」「ベルトとサスペンダー」「コメディUSA」「おもしろ歯医者」『金歯銀歯』は、漢字で書いた時の華の無さと、視聴者に気持ち悪がられるのでボツになった。『べルトとサスペンダー』は、当時小木と矢作はベルトとサスペンダーをしていたらしくそこからつけた。『コメディUSA』は、自分たちは良く考えたらアメリカ人じゃないと気付いた瞬間にやめた。『おもしろ歯医者』は、当時歯医者コントばかりやっていたのでこのコンビ名をつけたそう。その後、単純に『おぎやはぎ』になった。(2006.8 アサヒ芸能エンタメ、芸人ライブの中での発言)
■ブラックマヨネーズ/「ダーク・ア・メキシカン」もともと、会社に『ブラックマヨネーズ』でやりたいと話したところ、「“ブラック”がコンビ名としてイメージがよくない」といわれ、他の候補としてこの名前に。吉田が「ブラックマヨネーズがアカンねやったら、オレもうダーク・ア・メキシカンしかないと思ってる」と小杉に話したが、小杉は「自分たちはメキシコ感がないので絶対にイヤだ」と思っていたらしい。その後、「ウリナリ」から『ブラックビスケッツ』がブームになり、それを機に吉田が会社に「“ブラック”がアカンって会社は言いますけど、ブラックビスケッツさん売れてるじゃないですか!」と抗議し、現在の名前で許可がおりた。(2011.6.25 OA 「ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツ!」より)
■麒麟/「月と砂」「薔薇園」「醤油愛好家」結成当時、カタカナのコンビ名が多かったため、漢字を含んだ名前で目立とうとしたが、『月と砂』『銀色の鈴』などは簡単すぎて目立たないとボツ。自分たちの知っている中で最も難しい漢字から『侮辱』『薔薇園』『醤油愛好家』などを考え、2人とも長身で面長という風貌から、現在の名前に決まった。当初は「三国志」に登場する『麒麟児』というコンビ名にしたかったが、すでにミュージシャンの『キリンジ』がいたため、カブリを避け“児”を抜いた。(2006.8 アサヒ芸能エンタメ)
■南海キャンディーズ/「すずらん」結成直後のM-1にはこの名前で出場したが、札幌吉本に同名のコンビがいるということが判明し、急遽2回戦から現在の名前に改名。2人が可愛いと思う言葉を1つずつ出し合って組み合わせることにした。しずちゃんが南海電鉄の仕事が来るようにと“南海”、山ちゃんは行きつけのオカマバーのママにつけられたニックネーム“キャンディー”を提案した。(2006.8 アサヒ芸能エンタメ)
■オードリー/「ナイスミドル」「うにいくら」「キロワット」2000年『ナイスミドル』というコンビ名でのデビュー。2005年、コンビ名を『オードリー』に改名。これは、事務所社長から「『うにいくら』と『オードリー』どっちがいい?」と2択を迫られ、その場が寿司屋であったこともあり、『うにいくら』は社長の思いつきと判断。そのため『オードリー』に決定した。社長は、「華が無い2人なので、華のあるオードリー・ヘプバーンからとった」としている。また、春日の父には春日の“K”、若林の“W”から『kw(キロワット)』を推されていた。『kw』はオードリーのオールナイトニッポンのメールアドレスとして使用されている。(2009.5.31 OA 「新堂本兄弟」)
■KinKi Kids/「KANZAI BOYA(カンサイ・ボーヤ)」まだジュニアの頃、SMAPのグループ名「Sports Music Assemble People」の感じに憧れ、自分たちにもカッコいい名前がつくだろうと期待に胸を膨らませていたところジャニーさんから「You達、『カンサイ・ボーヤ』だよ」と言われ、2人は「終わった」と思ったそう。ジャニーさんいわく「“KANSAI”の“S”が“Z”なのがかっこいいんだよ!」とのこと。『カンサイ・ボーヤ』で1~2年活動した後、ジャニーさんから改名すると聞かされ喜んでいたが、改名後は『KinKi Kids』だといわれ、「全然変わってない」と思ったそう。今はもう浸透したからいいが、当初は呼ばれたくなかったといっている。(2006.7.27OA「うたばん」より)
■PUFFY/「クレイジーバージン」会社の上の人から「良いんじゃないの?」とつけられた名前。本人たちは「クレイジーバージンだけはちょっと…」「親に言えない」と思っていた。もしこの名前だったら「1枚出して終わっていたと思う」と言っている。(2007.2.21「ソニックスタイル」より)
■和田アキ子/「マーガレット和田」初期に、会社が「世界に通用するような芸名にしよう」ということから、芸名が「マーガレット和田」になりかけたが、周辺で引かれてしまい結局中止になった。後年この話をタモリにした所、「イメージというものがあるでしょう!」と言われた。(2008年「英語でしゃべらナイト」より)
(written by けいぼう)
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