楽天が『百度』と合弁して中国進出! サービス名称『楽酷天』の意味は?
楽天は、中国発の検索サービス『百度(Baidu)』を運営する百度との合弁により、中国のインターネットショッピングモール『楽酷天』を10月19日にサービス開始しました。読み方は日本語と同じく「らくてん」。日本語では、「ひどい」を意味する「酷」という漢字を使う『楽酷天』という名前にピンとこないかもしれませんが、中国語ではちょっと違った意味になるようです。
『楽酷天』は、日本の『楽天市場』と同じく、出店店舗から消費者への商品の直販を可能にする“B2B2C”型のインターネットショッピングモール。服飾・アクセサリー、家具、家電、デジタル機器、ベビー用品から化粧品にいたるまで、幅広い品ぞろえでスタートしました。サービス内容においても、『楽天市場』で行われているセールイベント『お買いものマラソン』やポイントプログラム、送料無料キャンペーン、『ラッキーくじ』などを展開する予定です。
また、『楽酷天』では、『楽天市場』や同社グループ会社による模倣品対策のノウハウを生かして厳格な出店審査とパトロールを展開し、ユーザーが安心してインターネットショッピングを楽しめる環境を提供していくとのこと。百度の集客力やマーケティング力と、楽天のECプラットフォーム技術およびショッピングモール運営ノウハウで、中国国内で最大規模のインターネットショッピングモールを目指します。
ちなみに、サービス名称の『楽酷天』で使われる「酷」という漢字は、中国語では英語の「Cool」に近い「カッコいい」という意味を含み、若者たちが使う言葉なのだそうです。同じ文字が全然違う意味で使われているとちょっと新鮮ですね。『楽酷天』サイトを見ていると、「女装(婦人服)」「男装(紳士服)」など、「確かに…。でも、そんな風に言うのか」と興味深くなる表現がいっぱい。『楽天市場』と見比べてみるのも面白いですよ。
楽酷天 http://www.rakuten.com.cn/
※画像は『楽酷天』サイトより引用
■関連記事
京都在住の編集・ライター。ガジェット通信では、GoogleとSNS、新製品などを担当していましたが、今は「書店・ブックカフェが選ぶ一冊」京都編を取材執筆中。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。