【Interview】初心者OK!動画学習サービス「schoo」、プログラミング学部を探る

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インターネット生放送による、コミュニケーション型動画学習サービス「schoo(スクー) WEB-campus」が、今年に入って新たな学部を創設。Webサービスの開発と公開に必要な知識が身に付く「プログラミング学部」を、1月23日より開始した。

生放送授業の受講は、すべて無料。プログラミング初心者でも理解できる丁寧な指導は、インタラクティブな授業に定評のある、同サービスならではのものだ。

運営企業のスクーは、過去2年間で1,500以上の講座を無料公開し、会員数12万人達成という実績を持つ。今回の学部開設にまつわるエピソードを中心に、広報、田中 伶(たなか れい)氏から、詳しいお話を伺った。(写真、向かって左が田中氏、右は代表の森 健志郎(もり けんしろう)氏)

世の中の流れと生徒たちの要望から生まれたプログラミング学部

Q1、まずはさかのぼって、「schoo」誕生のきっかけと経緯からお聞かせください。

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「schoo」のWEB-campusは、「世の中から卒業をなくす」というビジョンの下、Web/IT領域に特化した仕事に生かす学習コンテンツを、無料で誰でもどこでも受講できるサービスとして、2012年1月にリリースされました。(中略)

サービス誕生のきっかけは、代表の森健志郎が前職で体験した、eラーニング研修でした。何10時間にも及ぶ、講師が一方的にレクチャーするだけの退屈な映像に、学ぶモチベーションが続かず、とりあえず早送りして課題だけ提出してしまったという自身の経験が、インタラクティブさを大切にした「schoo」の原点です。

人が学ぼうと思ったときに、それを妨げる問題は沢山あります。お金や場所、授業の内容、仲間……。そういったことを全方位的に解決し、誰もが当たり前に学べる環境を作るため、学校から終わりをなくすために立ち上がったのが、「schoo」です。

Q2、今回新たにプログラミング学部を開設した理由について、教えてください。

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IT領域におけるイノベーションがめざましい一方、それを支えるエンジニアについては、深刻な人材不足が叫ばれていて、育成が急務となっています。

全国の中学校においても、プログラミングが必修授業となるなど、Webエンジニアとしてのスキルが多方面で求められていると、ずっと感じてきました。

また、エンジニアやプログラマでなくても、Webプログラミングのスキルが身に付くことで、キャリアチェンジのきっかけになる場合が多いこと、すでに1万人以上が所属する同社のWebデザイナー学部でも、「自分でサービスのデザイン・開発まで行うために、プログラミングスキルを学習したい」という要望が、以前から挙がっていたこともあり、今回の開設に至った次第です。

多彩なコンテンツ展開で初心者から経験者まで幅広く対応

Q3、プログラミング学部の授業の概要について、お話いただけるでしょうか。

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現在は約60分の授業を、75本以上公開しています。

生放送は無料、録画授業も、月に2コマまでは、無料で受講できます(録画授業を見放題にするには、月額会員の登録が必要)。

「未経験からWebサービスが作れるようになる」ということを目標に、入門者がPHPやRuby、HTMLなどの言語を学べる授業から、中堅エンジニアがさらにスキルアップするための、スタートアップ企業のCTOを招いた授業、ギーク女優と一緒に、自作PCの作成にチャレンジする授業まで、幅広くコンテンツを用意しています。(中略)

Q4、今後の展開について、教えてください。

今後もスクーでは、「仕事に生かす」というテーマで、授業を開講してまいります。

現在は、Webデザインやプログラミングなどの専門スキルを中心に、コンテンツを展開していますが、これからはもう少し全般的な、ビジネススキルやビジネス英語といった領域にも、力を入れていく予定です。

また、オンラインで学んだことを、実生活にリンクさせられるような仕掛けも、生んでいきたいと考えています。

わかりやすい授業はもちろん、互いに教え合いながら受講できる場を設けていく予定ですので、受講生の皆さんには、「schoo」発のエンジニアとして、世の中で大活躍していただきたく存じます。

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