インド映画ブームに新たな流れ! 本格的サスペンス『女神は二度微笑む』アーミル・カーンも絶賛

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女神は二度微笑む:メイン

 “歌って踊る”映画で話題を振りまくインド映画。2013年には『きっと、うまくいく』が日本でも大ヒットし、映画館で歌って踊って歓声を上げる“マサラシステム(マサラ上映)”が話題を呼んだたことは記憶に新しい中、作年には『マダム・イン・ニューヨーク』『めぐり逢わせのお弁当』といった、従来のボリウッドのイメージを覆す、歌も踊りもないドラマ性の高い作品が次々と登場し、新たな注目を集めています。

そして今年も早々に、インドで大ヒットを記録した『ミルカ』、『女神は二度微笑む』といった注目のインド映画が続々公開されることが決定している。その中でも異色を放つのが、グローバルマーケットを意識したインド発の本格的サスペンスと言われる『女神は二度微笑む』です。

同国のアカデミー賞と呼ばれるインド・フィルムフェア賞で監督賞、主演女優賞など5部門を独占した本作は、アメリカを抑えて世界一の年間製作本数を誇る映画超大国インドが、全世界に向けて放った本格派サスペンス・エンターテインメントなのである。混沌とした熱気が渦巻く巨大都市コルカタ(旧名:カルカッタ)を舞台に、失踪した夫捜しのために単身この街を訪れた美しいヒロインの想像を絶する過酷な運命が描かれていく中で、謎が謎を呼び、意外な事実が次々と浮かび上がってくる予測不可能な展開にぐいぐい引き込まれ、その果てに炸裂する衝撃的などんでん返しに息をのまずにはいられません!

今までのインド映画のイメージを覆し、伏線が張り巡らされた緻密なミステリーとして高い評価を得ており、『チェイス!』『きっと、うまくいく』でインド映画における歴代興行収入記録を持ち、作品や脚本選びの厳しさでも知られるインドの国宝級俳優アーミル・カーンは「『女神は二度微笑む』は新しいフィルムメーカーが従来の商業映画のフォーマットに囚われず、果敢に作り上げたクオリティの高い作品!」と本作を大絶賛。またそれを裏付けるように、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のニールス・アルデン・オプレヴ監督によってハリウッドリメイクも決定しています。

世界でも評価され需要が高まっているインド映画の勢いについては、多くの映画の目利きたちも認めるところで、「映画ビジネスへの人材、お金、情報等のあらゆる知的集積がすごい」という感心の声も上がっている。日本映画界におけるインド映画の第一人者松岡環さんは「ここ10年で、インド映画はスタイルでも内容面でも大きな変化を遂げました。私や友人の映画評論家は”新感覚インド映画”と呼んでいますが、変革 エネルギーを秘めたその魅力が欧米やアジアの観客を捉え、日本にも浸透し始めました。『女神は二度微笑む』は従来なかったタイプのサスペンス映画で、女性映画の側面も生かした脚本は非常に完成度が高い。娯楽要素もバランスよく配された、まさに新感覚インド映画の頂点的作品ですね」と語っています。

世界に誇る人口数と、知的レベルの高さで世界経済への躍進がめざましましいインド。エンターテインメントの分野でも一気に世界進出を遂げるであろうインド映画から、新たに誕生した新感覚サスペンス映画。この勢いから目が離せません。

『女神は二度微笑む』2月21日より公開!
http://megami-movie.com

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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