「自分に甘い人」が心にとめるべき3つの言葉

「自分に甘い人」が心にとめるべき3つの言葉

 ダイエットや勉強、禁煙や禁酒などなど、自分でやると決めたことがなかなか長続きせず、「自分を甘やかしてしまう自分」「サボり癖のある自分」に嫌気がさしている人は、きっと筆者だけではないはず。決めたことをやり遂げるストイックさは、どうすれば身につくのでしょうか?
 
 たとえば、サッカー日本代表の本田圭佑選手のサッカーへのストイックな姿勢はよく知られるところですが、その本田選手はあるインタビューで『自助論』という本への共感を語っていました。
 『自助論』とは19世紀イギリスの作家・スマイルズによる世界的ベスト&ロングセラー本。自分を鍛え、高めていくための思想・思考がつづられた古典の名著です。もしかしたら、この本の中に本田選手のストイックさの秘密が隠されているのかもしれません。
 今回は『自助論』の教えをやさしく解説してくれる『自分を敬え。超訳・自助論』(辻秀一/編著、学研パブリッシング/刊)から、その内容を紹介します。

■汝(なんじ)自身を敬え
 「自分を敬え」というと、何となく自己中心的でナルシスティックなイメージがありますが、この言葉の本当の意味は、「すべては自分次第。自分を大事にしなければ何事も始まらない」ということ。
 自分を大事にするとは、つまり自分を信じて、好きになるということです。たとえ三日坊主でも、自分に甘くても、まずはその自分を受け入れて、信じてみましょう。すべてはそこからです。

■努力という投資
 努力は未来への投資という側面があります。その観点から、自分にとって価値のあることにしか、人は努力しないのです。
 もし、やろうと決めたことがなかなか持続しないなら、一度その努力によって得られるものが自分にとって本当に価値のあるものなのか、あるとしたらどのような価値があるのかを考えてみてください。
 それによって努力する強力な理由が見つかるかもしれませんし、反対にその努力が実は必要ないものだとわかるかもしれません。

■意思の力が人生を作る
 スマイルズは『自助論』のなかで、人間性の中心となるのは意思だと述べています。どのような意思を持つかで、人の人生は方向づけられ、決まっていくのです。
 自分で考えて、自分で決めて、行動する。
 意思を磨く方法はこれを習慣づけることだけです。これを続けていけば、自分の考えたことと自分が決めたことに責任を持てる人になれるはずです。

 今回紹介したのはスマイルズの教えのごく一部にすぎません。
 『自分を敬え。超訳・自助論』には、洋の東西問わず支持された彼の教えが、誰にでもわかりやすく、噛み砕いて紹介されています。
 今年こそは自分を変えたい、初志貫徹できる人になりたいと考えている人は、今すぐにでもそれを実行しましょう。本書はその意思を支える助けになってくれるはずです。
(新刊JP編集部)


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