オレオレ詐欺でダマした相手が悪かった……! 北野武監督『龍三と七人の子分たち』で“アウトレイジ顔”なジジイたちが大暴れ

龍三と七人の子分たち

元ヤクザのジジイたちが詐欺集団の若者を成敗しようと奮闘する、北野武監督17作目となる待望の最新作『龍三と七人の子分たち』(4月25日公開)。本日解禁となった予告映像では、イキイキと世直しに立ち上がるジジイたちの、ツッコミどころ満載で個性豊かなキャラクターが明らかとなりました。

予告編の冒頭、オレオレ詐欺に引っかかり、500万円を要求してきた詐欺師の元を訪れる龍三親分(藤竜也)。いきなり刃物を取り出すと、「これで勘弁してくれ」と指を切り落とそうとします。コ、コイツ……明らかにカタギじゃねぇ。ビビった詐欺師も思わず後ずさりすると、「俺のメンツを潰すのか? てめぇの指詰めるぞコノヤロウ!」と意味不明の逆切れをする龍三親分。そこから詐欺集団のガキどもとの抗争が始まります。

“七人の子分たち”には、若頭のマサ(近藤正臣)を筆頭に、はばかりのモキチ(中尾彬)、神風のヤス(小野寺昭)、早撃ちのマック(品川徹)、ステッキのイチゾウ(樋浦勉)、五寸釘のヒデ(伊藤幸純)、カミソリのタカ(吉澤健)と、超がつくほどの豪華ベテラン俳優陣が集結。若頭が全然若くないとか、“神風の~”って年齢的にリアルすぎるとか、いちいち小ネタが利いていますが、平均年齢72歳という“エクスペンダブルズ”もビックリな面々がその現役ぶりを見せつけます。

刀を振り回し、拳銃をぶっ放すジジイたちの笑顔はなぜかチャーミング。北野武監督の前作『アウトレイジ』シリーズを「怖そう」と敬遠してしまった人でも、今回は劇場で楽しく笑えそうです。また本作には、龍三たちと顔なじみの刑事役としてビートたけしも登場! 暴走するジジイたちとのコミカルな掛け合いにも期待ですね。みんな大好き“ナメてた相手が実は殺人マシーンでしたムービー”の歴史に、また新たな1ページが刻まれます。

北野武監督『龍三と七人の子分たち』予告編 (YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=yoiYu-q2nkY

<ストーリー>
70歳の高橋龍三は、引退した元ヤクザ。ある日、オレオレ詐欺に引っかかったことをきっかけに、元暴走族の京浜連合と因縁めいた関係になった龍三は、「若いヤツらに勝手な真似はさせられねぇ」と昔の仲間に招集をかける。どうせ先は長くないのだからと盛り上がった勢いで「一龍会」を結成し、京浜連合のやることをことごとく邪魔しまくる龍三たち。そして一龍会vs.京浜連合の対立は、龍三や子分の家族を巻き込んだ一大騒動へと発展する……!

『龍三と七人の子分たち』公式サイト:
http://www.ryuzo7.jp/

 (C)2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会

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よしだたつき

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PR会社出身のゆとり第一世代。 目標は「象を一撃で倒す文章の書き方」を習得することです。

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