天狗バンドthis is not a businessがリムジン&レッド・カーペットでメジャー契約「ゆくゆくは世界に」——OTOTOY天狗レポート
3月11日にミニ・アルバム『THIS IS NOT A BUSINESS』でメジャー・デビューする天狗バンド、this is not a businessが、1月19日に横浜アリーナ前で所属先のレコード会社、日本クラウンとの調印式を行った。
this is not a businessのメンバーたちは、白塗りのリムジンに乗って横浜アリーナ前に到着。調印台に向けて敷かれたレッド・カーペットを鼻高々に歩いて、日本クラウン社長・北島一伸氏のもとへ向かった。これまでのインタビューなどで見せた低姿勢から一転のド派手な登場。メジャー契約を前に早くも天狗になってしまったのか…。そんな心配をよそに、用意した契約書に各メンバーが天狗の鼻で捺印。覆面をかぶっていないマネージャーの渡辺淳之介も、なぜか鼻で印を押した。無事に契約を終えると、北島氏は彼らに「すでに天狗になっているんじゃないのか?」と、ごもっともな指摘。立派なミュージシャンに成長するために「ミッションを与えるので、それに従って覚悟して達成してください」と、後日課題を与えることを宣告した。
続いて、各メンバーがメジャーに向けての意気込みを語る。加藤小判(Vo)は「うれしくて天狗になってしまいそうですが、堅実にがんばっていこうと思います。よろしgood!」と鼻息荒く話すと、否戸田雲仙(Gt)は「せっかく天狗のお面をかぶっているので、ゆくゆくは世界に出ていきたい」と夢を語った。木須利茶(Gt)は「これ以上、鼻が伸びないように、みなさんに愛される天狗になる」と誓うと、陣下須(Ba)は「こんなに大きなところの前で調印できるなんて」と感慨深い様子。昨年加入した茶道済(Dr)は「メジャー・デビューの喜びを、全国各地のみなさまにお伝えしたい」と意気込んだ。最後に、バンドとともにここまで歩んできた渡辺が「負け犬というか、ファンのいないバンド・メンバーの寄せ集めでここまできて、契約できて感無量です」と振り返りつつ、「お面をかぶったから売れたと言われないように、実力のあるバンドに育っていければと思います。よろしくお願いします」と締めくくった。
調印式のあとには、集まった記者による囲み取材が行われた。渡辺はメジャーでやってみたいこととして「テレビに出る」ことをあげ、中でも「ミュージック・ステーションに出たい」と話した。否戸田は、横浜アリーナは自分たちが憧れるバンドのライヴを観た思い出深い場所であることを明かすと、「Zeppでのワンマンの先の夢」としつつも、「自分たちも2年以内にここでライヴがしたい」と興奮気味に語った。取材後の撮影を終えると、天狗たちは再びレッド・カーペットを歩いてリムジンへ。窓から顔を出した加藤が「ありgood!!」とうれしそうに手を振ると、車は颯爽と街の喧噪のなかへと消えていった。
ついに念願のメジャー契約を交わし、大舞台への一歩を踏み出した天狗たち。よろこびもつかの間、さっそく課題を与えられるなど、一筋縄ではいかないようだ。しかし渡辺も語っていたように、全員が「負け犬」という、言わばマイナスからスタートしている彼ら。これからどんな夢を我々に見せてくれるのか、おおいに期待したい。なにはともあれ、メジャー・デビューおめでとうございます!! (前田将博)
・this is not a business『THIS IS NOT A BUSINESS』
発売日 : 2015年3月11日(水)
CRCP-40400 ¥1677+tax
収録楽曲
1.天体観測
2.SWEET CANDY
3.AKANE-CHAN
4.FiVE PEOPLE SURRENDERS
5.PUNPEE
6.WiNK
7.OK GO!!!!(drums in)
・this is not a business オフィシャル・サイト
http://thisisnotabusiness.com/
・音楽に仮面は必要? 天狗バンドthis is not a businessと元ビークル日高央が語る「バンドと仮面の関係性」
http://ototoy.jp/feature/2014011605
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