Intelのコンペで受賞!リストバンドになる飛行ドローンカメラでいつでもどこでも撮影
ウェアラブルテクノロジーが隆盛を見せ、フィットネスやランニングなどの活動記録や健康モニターのツールから、スマートフォンと連動してマルチな機能を発揮するスマートウォッチまで、さまざまな製品が登場している。
「Nixie」もウェアラブルデバイスだが、ちょっと既存のものとは一味違う。リストバンドのように腕に装着できるカメラであり、飛行ドローンでもあるというツールなのだ。
この「Nixie」はIntelが主催するMake It Wearable Challengeというコンペティションに向けて開発されたもので、参加全10チームの中から見事グランプリを獲得した。Christoph Kohstall氏、Jelena Jovanovic氏らの開発チームが手がけたプロトタイプには、Intelの新型Edisonモジュールが使われている。面白いことに、当初は“飛行するメガネ”タイプを想定していたというが、現在のリストバンド型飛行ドローンタイプにモデル変更されたという。
普通、自分を撮影したいときには、わざわざ動作を止めて、手を伸ばしてシャッターを押す必要があるが、それだと動きがあるダイナミックな写真や動画は撮影できず、アングルも固定化されてしまう。ありきたりでつまらない写真になりがちだ。そこで、いつでも思いついたときに写真を撮れるよう、なんとカメラを携帯しやすいリストバンドにしてしまった。
普段はユーザーの腕に巻きついたリストバンドのようだが、指令が送られると、腕から解き放たれて離陸し、中空を飛んで、ユーザーのダイナミックな写真を撮影し、その後ユーザーのところに戻ってくる。ドローンへの指令はジェスチャーでおこない、リモートコントロールが可能だ。
自分専用の携帯飛行ドローンは、ロッククライミングや自転車のアクション、登山、スポーツシーンなどで、自分のワイドショットの写真を撮影して楽しむことができそうだ。
「Nixie」では、動画撮影やパノラマモードなど、さまざまモードを搭載する見込み。「飛行して戻ってくるドローンを空中でキャッチして、リストバンドに変形させて腕に装着する」なんて、なんだかSFの世界の話のようである。
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