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死刑の是非

経済学101

今回は青木理音さんのブログ『経済学101』からご寄稿いただきました。

死刑の是非
最近死刑に関する議論を目にした。死刑、すなわち一定の犯罪に対して罪人の生命を奪う刑罰が存在するメリットはなんだろうか。以下の3点ぐらいしか思いつかない。

 1.一種の仕返しによる被害者の喜び(追記:直接の被害者は死亡している場合が多いが、ここでは遺族など間接的な“被害者”を含める)
 2.再犯の防止
 3.死刑が適用される犯罪を行うことの利得低下に伴なう抑止効果

まず1だが、仕返しが刑罰の正当な根拠にならないだろう。
 ・加害者を殺害しても被害が回復するわけではない。
 ・加害者の殺害自体に喜びを感じる人がいるとしてもだれもがそうではない。
 ・一般的に仕返しは道徳的に正当な行為とみなされてはいない。
 ・加害者の殺害が仕返しとして最も有効とは言えない(拷問でもしたほうが苦痛ではないか)。
 ・刑法の他の部分が仕返しを目的としてできているようには思われない。
 ・被害者の効用を高めることが目的なら金銭補償なども可能。

2は矯正の見込みのない犯罪者を社会から隔離する機能だ。これは(パロール*1 なしの)無期懲役で代替可能だ。

*1:パロール=執行猶予

3の抑止効果については(サンプルがないので)測定が難しいが、多くの研究ではほとんど存在しないと結論づけられているようだ。犯罪者にとって死刑と無期懲役の違いが何かを考えれば自然な結論だろう。死刑の有無よりも刑務所での生活の質が犯罪率により大きな影響を与えているという研究*2 もある。抑止効果を考えるなら刑務所の待遇を下げればよいわけだ。

*2:「Prison Conditions, Capital Punishment, and Deterrence」『Oxford Journals』
http://aler.oxfordjournals.org/content/5/2/318.abstract

よって1を考えなければ死刑と無期懲役の2、3に関する効果にはあまり差がないことがわかる。無期懲役が死刑と異なるのは次の2点だろう。
 ・刑務所で受刑者を養う費用がかかる。
 ・冤罪(えんざい)の場合に補償の余地がある。

現実の死刑制度においては死刑の執行の方が費用がかかるなんて話もあるようだがとりあえず死刑だと費用が最小限で済むとする。するとトレードオフはお金と冤罪(えんざい)の危険性となる。普通の人が生きていくのに苦労するような国であれば税金で受刑者を一生養う費用はバカにならないだろう。しかし、日本のように豊かな国であれば冤罪(えんざい)で無罪の人を殺害してしまう(ないし殺されてしまう)危険性を重要視するのが自然に思えるがどうだろう(費用がかかり過ぎるなら待遇を下げればよく、抑止効果も増す)。

執筆: この記事は青木理音さんのブログ『経済学101』からご寄稿いただきました。

文責: ガジェット通信

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