1月10日はインテリア検定の日。どんな試験内容なの?
1年365日、いろいろな記念日があるのはご存じだろうが、1月10日が「インテリア検定の日」だと知っている人は、きっと住宅やインテリアに興味のある人だろう。
この日を制定した日本インテリア総合研究所の早川さんに、インテリア検定の日の由来を聞いてみた。「1・10でイン・テリアという語呂合わせであることと、インテリア検定は4月末~5月上旬が試験期間なので、1月10日から試験の申し込みを受け付けているということがあげられます。そして、『インテリアの110番』をイメージして、インテリアへの希望を持つ方の相談にのることができる、住宅や店舗、空間デザインのプロフェッショナルといえる人材を育成するということを意識して定めました」
なるほど、インテリア検定は空間デザインのプロがもつ資格であるらしい。具体的にはどんな試験なのだろう?「インテリア検定は1級と2級があり、2級はデザインの歴史、色彩、家具や床材・壁材・窓装飾の知識、住宅の構造など、インテリアに必要かつ基本的な知識を問う択一試験です」
例えばどんな問題が出題されるのだろう?「例えば、太陽光発電など自然エネルギーについて、また介護におけるバリアフリーなど、生活者としての知識が問われる問題も出題されます。年齢制限や学歴など受験資格がとくにないので、受験者は独学で勉強した方から対策講座で勉強した方まで幅広く、合格率は約50%です」
2級はこれからインテリア業界で仕事をしたいという一般受験者もいるそうだ。では、その上の1級は?「1級は、より専門的な内容が問われます。出題テーマに沿ってコンセプトを規定の文字数でまとめ、平面プラン、インテリアパースというデザイン画の作成・着色までを試験時間内に行います。受験者はインテリア・住宅産業など既に実務で活躍されている方が多く、1級の合格率は約60%です。ちなみに、インテリアコーディネーターや建築士などの資格をもっている方は2級の試験を免除されます」
デザイン画をすべて手描きできることで、クライアントと打ち合わせしながらその場でイメージを具体化できるので、現場でとても重宝されるそうだ。「1級に合格することで、実務の現場ではインテリアプラン・コーディネートに実践力のある人材として認められます。また、自分の力量を知ることができ、自信をもつことができるでしょう。個人的なレベルでは、住まいや店舗、オフィス、街並みなど自分の日常の身近な空間が、今まで気付かなかったようなインテリアの観点で見えるようになり、生活や空間、環境の改善を図れるようになるという生活上の変化がありますよ」
インテリア検定にはこのほかに、空間や家具などをデザインする「インテリアデザイナー資格」もあるそうだ。新たな知識を身につけることで、いつもと同じわが家も目線を変えてコーディネートし直せるかも…。インテリアや空間について学び、より快適な空間づくりを目指してみてはいかがだろう?●取材協力
日本インテリア総合研究所
HP:http://www.jis-school.jp/
元記事URL http://suumo.jp/journal/2015/01/10/76169/
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