【ゲーム業界列伝】「ゼルダは苦手」と言ったら上司に叱られる
ゲーム業界で本当に“遭った”萎える話をお伝えする『ゲーム業界列伝』。今回は、東京都江戸川区にお住まいの元ゲーム雑誌編集者Tさん(年齢秘密)のお話をお伝えいたします。
Tさんは、ゲーム雑誌編集者時代に「ゼルダ苦手なんですよね~。おもしろさがわかんないっていうか」と上司に軽くつぶやいたところ、「そう思っても言っちゃだめだよ」と怒られたという。
Tさんの上司の言い分はこうだ。ゲームファンから、そしてゲーム業界からおもしろいと高評価を得ている『ゼルダの伝説』シリーズに対して「おもしろくない」と言ってしまうと、ゲーム雑誌編集者としてのセンスを疑われても仕方がないのだという。そんなゲーム雑誌編集者がゲーム誌を作っているとなると、それもまた問題なのだとか。
みんながおもしろいと思ったゲームはおもしろいと思わなくてはならない。つまらないと言ったらそれはマイノリティであり、センスを疑われても仕方がない。そういうことなのだろう。
確かに、ゲームには人気のあるゲームと不人気のゲームがある。しかし、いくら人気のあるゲームをつまらないと思っても、それはおかしいことではないし、そのゲームが駄作なワケではない。誰にでも得手不得手はあるのだ。
でも、Tさんはこうつぶやいたという。「それでも、やっぱりゼルダは苦手だ」と。Tさんは3年間でゲーム雑誌編集部をやめ、現在は缶詰工場で仕事をして生活している。
そういえば、『ゼルダの伝説』が苦手とか、つまらないと発言しているゲーム雑誌編集者は誌面でもみたことがない。やはり、Tさんのような事例がたくさんあるのだろうか?
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