【煩雑なメールのやり取りから解放!】人工知能の秘書が会議日程を調整 

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ビジネスにはミーティングが付き物だが、出席者全員の希望に沿った日時や場所の決定をするのには、非常に労力を伴う。果てしなく続くメールのやり取りにはもうウンザリ、という人もいるかもしれない。

人工知能が会議日時の調整役に

そんなミーティングの調整役として、人工知能AIを活用したサービスが登場している。「x.ai」はあなた専用の秘書のように働いて、ミーティング調整の交渉をしてくれるパーソナルアシスタントである。

人工知能アシスタントの名前は“Amy”。この名前は好きなように変えられるという。「x.ai」を利用するためには、ソフトウェアをインストールしたりする必要はなく、指定のアドレスにemailを送信してセットアップを完了するだけ。

Siriのように言葉で依頼することも

ユーザーが、ある相手とのミーティング開催を希望したとする。相手へミーティングの提案を送信する際、CCに“Amy”の[email protected]アドレスを加えて送る。すると、Amyへの会議アレンジメントの依頼が開始される。あるいは、ソフトウェアのSiriのように、「Amy、来週の水曜日に○○さんと打ち合わせをしたいから、時間を見つけてくれないかな?」と言葉で依頼することもできるという。Amyはユーザーのカレンダー登録情報を参照し、予定に沿った時間と場所のプランを考案し、会議の相手に自然言語でemailを送信してくれる。

また、“会議に関わるユーザーの好み”をプリセットで登録しておくこともでき、Amyはそれらを考慮してアレンジメントをおこなってくれる。例えば、会議の相手が自分の会社で会議を開催したいと言ってきたときに、ユーザーのカレンダー情報から、予定が立て込んでいることを読み取り、ユーザーのオフィスでの開催を逆に丁寧に提案したりする。朝10時前の打ち合わせはしたくない、といった希望なども覚えさせられるという。

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双方の合意が取れるまで、アレンジメントのメールのやり取りは続き、最終的な合意が取れたら、参加者全員に会議の招待状が送られ、カレンダーに追加できる。

最大5名まで対応、サービスの拡張も視野に

このサービスは、現段階では最大5名の参加者まで対応している。もし相手側も「x.ai」サービスに登録していた場合は、煩雑なメールの対話作業を省き、ユーザー、相手側それぞれのカレンダー情報を参照し、自動的に会議日時を決定でき、大幅な時間短縮が可能になるという。

「x.ai」はあらゆるメールソフトに対応。現在のところ、「x.ai」は無料で利用できるが、会議出席者の対応人数の増加など、サービスの拡大によっては定額制の料金システムの導入も検討中とのことだ。会議日時の調整を丸投げできるこのサービスは、忙しいビジネスマンの心強いアシスタントとなってくれそうである。

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