肉汁ジュバアッ! 肉好き必見の新しい“肉マニア本”~マガジンハウス担当者の今推し本『大人の肉ドリル』
こんにちは、マガジンハウスです。今回は、みんな大好きなお肉の本を紹介します。その名もずばり『大人の肉ドリル』! 表紙からいきなり肉汁ジュバアッとなってて圧倒されますね。すかさず編集担当のKさんを捕まえ、色々聞いてみました!
――――まずはこのちょっと変わった本を出すことになった経緯を教えてください。
K「著者の松浦達也さんとは、以前に携わっていた生活実用誌の編集担当とライターとしてお仕事をご一緒したのが最初の出会いでした。“料理をはじめ、ネットで噂の家事のコツを、本当かどうか検証するよ!”的な企画で、たくさんのネタを試して掲載したのですが、その時はとにかく、松浦さんの経験と知識に助けられたのを覚えています。その後、松浦さんは料理ユニット『給食系男子』の一員としてベストセラー本を出され、いまは“フードアクティビスト”として、さまざまな媒体で活躍されています。本書は初の単独での著書で、その担当になれたことを本当に光栄に思っております」
――――それは何よりです。で……
K「あ、出版のきっかけでしたね、スイマセン。きっかけは、久しぶりに一緒にごはんを食べに行ったことだったりします。ジェントルマンな松浦さんが、“何食べますか? 食べたいものは?”と聞いてくださって、私がすかさず答えたのが、“肉!”。そう、私自身、超肉食系なんです。肉のことを考えると、それだけで笑顔になるタイプです。すると松浦さんは、バババッとたくさんのお店をリストアップしてくださって、それがどこもおいしそうで! けっきょく、あれこれ熟考のすえ、渋谷の『ヘイメルミヤマス』に行きました。そこで肉好きが集まり、信じられない量の肉を食らい、たくさんお話しして、そして、この企画が生まれたんです」
――――この松浦さんってどんな方なんですか?
K「とにかく、食にまつわる知識量がハンパない。本の著者プロフィールにもありますが、まさに<作る><食べる><ひもとく>を標榜するフードアクティビストですね。食とその周辺を調べ、検証し、丁寧にひもといていく思考は、本当にいつも尊敬します! そして、そんなすごい方なのに、低姿勢で、いつもとても気を使っていただいています。そうそう、本の中におもしろいエピソードがあって、松浦さんは日本BBQ協会公認の上級BBQインストラクターでもありますが、そういった席でひたすら肉を焼いて周りにふるまっていたら、“そこの肉の人!”と言われたり、“次の肉は?”と詰め寄られたりするそうです(笑)。本も出されたことですし、これからは名実ともに“肉の人”になっていただきます」
――――ところで、タイトルにある“大人の”の意味は?
K「え! なるほど。ストレート、かつとても難しい質問ですね(笑)。“大人の”は、ちょっとだけ“おとこの”的なニュアンスも含むかもしれません。おいしくするために、リクツを追及していくという姿勢ですね。そして、“お肉に真面目に向き合えば、一段上のステージに行けるよ”という感じでしょうか。そうすれば、今までとは違う肉のおいしさに出合えます、間違いなく! 同じ肉を調理するにも、リクツを知ると大人の世界が広がるんだよ、という感じで、お願いします!」
――――お肉に真面目に向き合っている最中の、Kさんのイチオシメニューは?
K「全部ほんとうにおいしいのですが……。本の制作がスタートして、松浦さんからレシピの原稿をいただいたとき、まず最初に試したのが、冒頭の<ビーフステーキ>でした。ステーキは正直、高い肉ならおいしいもの、お店で食べるとおいしいもの、でも家ではどうかな? という思い込みがあったのですが、レシピ通りに焼いたら、リーズナブルな肉だったのに、驚くほどおいしく焼けて! すご~く感動したのを覚えています」
こちらもおすすめメニュー、<自家製生ソーセージ>。「おうちでソーセージが作れる! これは、盛り上がります! ソーセージメーカーを使ったソーセージの詰め方を12個のプロセスつきで紹介しています」(K)
――――ずばり、どんな人に読んでもらいたいですか?
K「今回の本は、新しい“肉マニア本”だと思っています! すべてにおいしい理由がある、男性ならではのマニアックな視点が魅力なので、是非とも男性読者に手に取ってほしいです。でも実際に本のかたちになったとき、意外にも女性人気が高いことに気づきました。自分をはじめ、肉食女子の人口の多さを実感した次第です。なので、すべての肉好きたちにしっかり、お届けしたいと思っております」
今週の推し本
■家で「肉食」を極める!肉バカ秘蔵レシピ 大人の肉ドリル(松浦 達也 著)
ジャンル : 料理
ISBN : 9784838727230
定価 : 1404円 (税込)
発売 : 2014.11.27
http://magazineworld.jp/books/paper/2723/
ウェブサイト: http://magazineworld.jp/
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