JAWBONEのリストバンド型活動量計『UP3』は1月に国内発売へ 心拍数や温度も計測できるマルチセンサー仕様
Bluetoothヘッドセットやスピーカーを開発・販売する米JAWBONE社は、26日に開催された記者発表会でリストバンド型の活動量計『UP』シリーズの新製品『UP3』と『UP MOVE』を発表しました。ここでは、1月に発売予定の『UP』『UP24』に続く第3弾製品『UP3』の詳細をレポートします。
『UP』シリーズは、ブレスレットのように手首に装着して、日中は歩数や運動時間、睡眠時は眠りの深さや時間を計測・記録できる活動量計。本体からスマートフォンにBlutooth経由で転送したデータをiOS/Android用アプリ『UP by Jawbone』で表示・管理できます。
『UP3』の最大の進化のポイントは、マルチセンサーを搭載したこと。歩数や運動、睡眠状態を計測する従来の3軸の加速度センサーに加えて、バイオインピーダンスセンサーによる心拍数の計測、電気皮膚反応、呼吸数、温度センサーによる温度や皮膚温度の計測が可能になりました。バンドの内側には各種センサーの接点が実装されています。
これにより、睡眠状態は従来の「起きている」「深い睡眠」「浅い睡眠」に加えて、睡眠中の動きと心拍数を計測して「REM睡眠」の状態を検出可能になりました。これら4段階の睡眠状態は『UP by Jawbone』で確認できます。夢や学習・記憶の定着と関係するといわれるREM睡眠を確認することで、睡眠の質をより詳細に把握可能に。また、従来製品では睡眠を計測するモードに切り替えるためにボタンを押す必要がありましたが、『UP3』では切り替え操作が不要になっています。
心拍数の計測では、安静時の心拍数を記録して経時変化を見ることで、心臓の健康状態の把握に利用する考え。今後はファームウェアのアップデートにより、心拍数を任意のタイミングで計測する機能、体の脱水状態、ストレス状態などを把握する機能を追加していくとのこと。これらはユーザーの状態を把握して、アプリからの通知により行動の改善を促す『Smart Coach』機能に利用されます。
本体は最大10メートルの防水に対応。水泳中にもバンドを着用できるようになったほか、お風呂が大丈夫かは不明ですがシャワー中も着用できるようになりました。
運動の測定機能が強化され、ランニング、クロストレーニング、有酸素運動、テニス、ハイキング、ダンス、水泳などの運動が自動で認識可能に。アプリが「今走っていましたか?」と確認を促すので、それに回答すると以降は運動の種類と時間を自動で記録します。
従来はサイズを選んで購入する必要がありましたが、『UP3』ではサイズの調節が可能なワンサイズに。本体カラーは発売時にブラックダイヤモンドとシルバークロスが順次提供され、その後グレー、ルビーなどカラーラインアップを増やしていく予定。本体バッテリーは1回の充電で最大7日間の連続使用が可能。スマートフォンの対応機種は『iPhone 4S』以降、『iPod Touch』第5世代以降、『iPad 3』以降、『iPad mini』、Android 4.3以降のスマートフォンです。『UP3』は2015年1月の発売予定で、価格は2万1800円(税込み)。
同日に発表されたエントリーモデル『UP MOVE』の詳細はこちら
コンパクトなJAWBONEの活動量計エントリーモデル『UP MOVE』は12月中旬に国内発売へ さっそく使ってみた
https://getnews.jp/archives/709164
UP
https://jawbone.com/up[リンク]
参考記事:
JAWBONEのリストバンド型活動量計『UP3』は4月20日に米国から出荷開始へ 防水性能が確保できず製造が遅延
https://getnews.jp/archives/910792[リンク]
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
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