一冊まるごと『進撃の巨人』のBRUTUS発売――海を超えた夢のコラボも(マガジンハウス担当者の今推し本)
号外!マガジンハウス担当者の今推し本『BRUTUS 進撃の巨人 特集』
こんにちは、マガジンハウスです。
今回おすすめしたいのは、本やムックではなく、雑誌です。‟マガジン”ハウスなので、雑誌も面白いのがいっぱいあるんですよ。
発売前から既に話題になっている、BRUTUSの「進撃の巨人特集」。出版社の垣根を超えた総特集であり、さらに海まで超えたコラボ企画もあると聞き、編集部の担当某氏に直撃しました。
――――一冊丸ごと『進撃の巨人』特集、力作の号ですね。入稿お疲れさまです。今も15分遅れたほどですから、まだまだお忙しそうで。
担当某「ごめんなさい、トイレ行ってて」
――――15分も。では早速。どうして、雑誌『BRUTUS』で『進撃の巨人』を特集しようと思ったんですか?
担当某「11/22からはアニメ映画が公開され、11/28からは上野の森美術館で『進撃の巨人展』も始まります。実写版の映画も決まったし、とにかく話題の作品ですよね。もちろん編集部にもファンは多いですし」
――――そんなナウい現象を追っかけたくて?
担当某「うーん、とはいえ、ただ現象を追うのでもない、新しい切り口で特集したかったんですよね。『BRUTUS』はこれまでも、2008年の井上雄彦特集( http://magazineworld.jp/books/paper/8582/ [リンク] )や2010年の吉本隆明特集のように、一人の人や事物を色々な角度から掘り下げてきた実績があるし」
――――確かに『BRUTUS』らしさ、というのは求められちゃいますよね!
担当某「ええ。中でも‟壁論”‟巨人論”‟家族論”のページなんかは、『BRUTUS』らしいといえるんじゃないかな。読み応えあると思います」
――――表紙を見ると、エレンやミカサたちはこれ、上野にいるんですね。
担当某「学生服姿だったり、西郷さんの前にいたり……これは諌山先生のアイデアなんです。あのキャラクターがいないじゃないか! という声もあるかと思いますが、そこはご了承ください」
――――某さんが個人的に好きなのはどのページですか?
担当某「やっぱり、マーベル・コミックスとのコラボ企画<ATTACK ON AVENGERS>ですね。諌山先生もアメコミ好きなので、女形の巨人が倒されちゃうというまさかの展開も楽しんでくださいました」
――――夢のようなコラボですが、これはどうして実現できたんですか?
担当某「話せば長いんだけど……」
――――簡潔に。
担当某「2012年にアメコミ特集をした縁で、セブルスキーさん(C.B.セブルスキー。マーベル・コミック副社長)と親交ができて。アメリカでも『進撃の巨人』は人気だし、マーベル社にも愛読者がたくさんいらっしゃると聞いて」
――――お、これは下絵ですね? すごい。マーベル社にも行ったんですか?
担当某「はい、NYの。これはエレベーターホールで撮った写真です」
――――うらやましい! あと気になるのが、付録ですよね。シールってまたどうして。
担当某「これは我々が付けたくて(笑)。スマホとかに貼ってもらえれば嬉しいです。是非使ってください!」
表紙イラストのシール(右上)は、iPhone 6 Plusにも合わせやすい大判サイズ!
今週の推し本
■BRUTUS 790号
ジャンル:雑誌
特別定価:680円(税込)
発売:2014.11.15
http://magazineworld.jp/brutus/
ウェブサイト: http://magazineworld.jp/
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