まとめて払って安心定額なb-mobile『定額 Doccica U-300』を試す
3Gデータ通信とWiFi通信が可能なデータ通信ユニット『Doccica』(ドッチーカ)、その使い心地を試してみた。
今回の『定額Doccica U-300』(以下U-300)は、10か月(300日)使い放題でbマーケット価格3万2800円(税込み)という端末。
月額換算した場合、月々3280円となり、かなり割安である。もちろん、この中にプロバイダ接続料やデータ通信料といった通常発生し得る料金が含まれているのでこれ以上ランニングコストがかからないという安心感は飛びぬけている。また『U-300』は3Gデータ通信だけでなく、公衆無線LANスポットの使用も可能だ。
利用期間中、もしくは利用期間が終了してから60日以内に、1か月、6か月、1年の継続プランを購入することで、継続利用することもできる。
気になる通信速度は、3G通信で 上り/下りで300kbps超(ベストエフォート)となっている。巨大なファイルのダウンロード用途というよりは、常に接続した状態でのメールチェックや『Twitter』、あるいはメッセンジャー関連のソフトでの常用に向いているといえるかもしれない。
概観は、手のひらサイズの持ち運びにも困らないサイズ。他キャリアなどの端末と大きな違いは無い。ちなみに回線はドコモのFOMAネットワークを利用しているので、SIMカードもFOMAのものとなっている。
インタフェースはUSB2.0。『U-300』をパソコン(PC)に挿すと、インストールプログラムが自動で起動。指示に従ってインストールすると、『Doccica』用のアプリケーションが使用可能に。アプリケーションをタスクトレーから呼び出す事で、ステータス確認などが可能。
FOMA回線を使っているので、当日を含む直近3日間のパケット通信量が300万パケット以上のユーザーは通信制限される可能性もあるので、そこは注意が必要だ。
さて、実際にインストールしてみる。PCのUSB端子に『U-300』を接続するとドライバ・アプリケーションソフトウェアのインストールプログラムが自動で立ち上がり、容易に接続準備までたどり着くことができた。
編集部内で実測してみたところ、下り受信速度はおよそ240kbps、上り送信速度は70~100kbpsが計測された。環境によっても異なるだろうが、FOMA網ならではの安定した通信が期待できそうだ。
ちなみにb-mobileから発売中の『Doccica』には、自分で必要な分だけ通信料金をチャージするタイプもある。こちらのチャージできる料金は1000円、2000円、3000円、4000円、5000円、1万円となっている。
余談ではあるが、端末自体は海外でもOEM販売されているようだ。
b-mobileではチャージ体系の異なる別のモデルなども用意されているので、各種用途に応じて選択することが可能となっている。
Doccica U300端末 詳細
型番 BM-DCU300-10M
パッケージ内容
・ USB3Gコネクタ
・ USB延長ケーブル
・ スタートガイド
・ データ通信料(3Gデータ通信+公衆無線LANスポット※)10ヶ月定額使い放題
・ インターネット接続料
通信ネットワーク ドコモFOMA(R)ネットワーク / 公衆無線LANスポット
3G通信速度 上り/下り 300kbps超/300kbps超 ベストエフォート
対応OS Windows 7/Vista/XP SP2以降(日本語版・英語版) / Mac OS X 10.4以降
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