【ついに発売!】都内主要ガジェットスポットでiPhone 6速度調査を緊急実施! 結果はソフトバンクが優位に
※この記事は「こたろう」さんからの寄稿です。
本日、携帯電話会社3社から画面が大型化した『iPhone 6』と『iPhone 6 Plus』がついに発売された。『iPhone 5s』と比較してネットワーク性能や処理能力が大幅に向上したと言われているが、ドコモ、au、ソフトバンクで最も快適にLTEデータ通信が使えるのはどこなのだろうか? 発売初日に各社の『iPhone6』を入手し、都内主要ガジェットスポットでネットワーク実測調査を緊急実施した。
調査を行ったのは、渋谷のビッグカメラ渋谷東口店前、新宿西口のヨドバシカメラ新宿西口店前、池袋のヤマダ電機日本総本店前、秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディアAkiba前、銀座のアップルストア銀座前の計5か所。速度計測にはスマホアプリ『RBB SPEED TEST』を使用し、各ガジェットスポットで計3回通信速度を計測し、平均値を実効速度として記録している。
全計測スポットの結果をまとめたところ、ソフトバンクが下り(ダウンロード)では5か所中3か所で40Mbpsを超えて1位に、上り(アップロード)でも5か所中4か所で1位となり、調査を行った場所ではソフトバンクが最も良好な結果となった。ちなみにダウンロードの最高速もソフトバンクで、秋葉原で46.37Mbpsというダウンロード速度を計測している。
一方、ドコモは渋谷、秋葉原、池袋下りでは30Mbpsを超える良好な場所もあったが通信速度の振れ幅が大きく、混雑が特にひどかった銀座アップルストア前ではダウンロード速度が今回唯一10Mbpsを下回る結果に。混雑がひどい場所では通信速度が安定しない点が今後の課題と言える。また、KDDIは全ての調査スポットでダウンロード速度が20Mbpsを超えるなど通信環境は安定していたものの、平均としてはトップのソフトバンクにはあと一歩届かない結果となった。
本調査で優勢となった要因として、ソフトバンクは旧モデルで提供してきたFDD-LTEに加えて『iPhone6』からデータ通信専用のTD-LTEである『SoftBank4G(AXGP)』に対応し、LTEの実効速度が格段に向上したものと思われる。112.5Mbpsと110Mbpsの二つのネットワークの構築により、幅広いエリアでの提供が可能となった。同社は100Mbps以上の基地局数で他2社を大きく上回ることを明らかにしており、より安定した通信環境を提供できるようになったと言えよう。
これに対して、auはキャリアアグリゲーションや800MHz帯のプラチナLTEを武器に、そしてNTTドコモは高品質通話のVoLTEや4種類の周波数帯によるクアッドバンドLTEでネットワーク性能を強化していくものと思われ、各社のネットワーク競争は今後ますます激しさを増しそうだ。
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