若者が自殺をしてはいけない理由

ゲーマーチ

今回はkikakuguyさんのブログ『ゲーマーチ』からご寄稿いただきました。

若者が自殺をしてはいけない理由
先日、パク=ヨンハさんが自殺した。彼のような名声を得ているイケメンが自殺する理由は、ぼくにはわからない。彼が死んだ唯一の意味はぼくのイケメン世界ランキングの順位を1位繰り上げたことだけだ。なんと、悲しいことだろう。

これは韓国の話だったが、日本も自殺大国だ。話題になった南アフリカのジンバブエで殺人事件で殺される人1日あたり50人。日本の自殺者1日あたり80人。そして、20〜24歳の死因の50%が自殺。

なにかおかしい。

  *  *  *

ぼくも中学生のころ、例に漏れずばっちりいじめられた。天然パーマだったから“陰毛”って呼ばれたし、班決めではいつも1人班だった。ちょっと自殺も考えたことがある。珍しくもなんともない。でも、だからこそ自殺を考えている人に言えることがある。

「若い時に自殺はやめとけ」ってことだ。

学校じゃ自殺がダメな理由といえば「命はかけがえがない」とか「あなたという人間は世界に1人だけ」とか言われる。あんな理由はクソだ。教師は税金で食ってる。やつらの老後を安定させるために税金を払わせようとする口実だ。知るべきことは、生きていけばすごく面白いことがまだまだたくさんあるってことだ。それは社会のシステム上、若いときに体験しづらいことばかりだ。これらを体験した上で自殺するなら、ぼくにはもう止めようがない。

1.社会貢献をしていない
まだ若い人はモノを作ったり、サービスをしたり……社会貢献をしていない。“社会貢献”といわれてもピンとこないだろう。でも、人を喜ばせることが楽しいのはわかると思う。大好きなゲームを人に勧めたり、文化祭の出し物を考えたり、電車でおばあさんに席をゆずって「ありがとう」って言われるとうれしくなるだろう? 結局“仕事”というのはそのスケールを大きくしたものだ。自分の仕事で作ったものが沢山の人の手にとどく。自分のサービスが人を救う。社会という大きいフィールドで人を喜ばせられるんだぜ。しかも感謝されてお金がもらえる。最高じゃないか。

2.お金を持っていない
ぼくのような薄給サラリーマンでも中学生のお小遣いよりは自由にお金が使える。子供がガチャポン1個を必死に買ってる横で、一気に30個買ってみればいい。ほしかったゲームもたくさん買える。もしかして『ポテロング』がこの世で一番美味しい食べものとか思ってない? 金を出せばもっとおいしいものがたくさん食べられる。見たこともない美しい景色の場所に旅行することもできる。それをしないまま死ぬのは、あまりにも寂しい。
 
3.最終的に幸せになれば、過去は全部OKなんだ
ぼくは今残業代も出ないし、毎日遅くまで仕事をしている。特に大きなことをやったわけでも、有名にもなれていない。でも、ずっとやりたい職業だったし、今度結婚もする。だから今、幸せって言える。ぼくが中学時代いじめられて、“陰毛”ってあだ名でひきこもってゲームをやっていたおかげでこの素敵な人生が送れている。

人生のルールで知らなきゃいけないのは、今が幸せになればそれまでの過去は全部、肯定できるってことだ。あのクソみたいなことのそれぞれが、今の幸せな人生を作り上げているわけだから。人生はそんな逆転ホームランで一億点入る仕組みになっている。

きっとこの話を聞いても、きみは「出来ない」って言うだろう。中学時代のぼくもきっと同じことを言ったと思う。

でもいいんだ。この話は「中学時代、死ぬことばかりを考えていたぼくにこんな話をしてくれるおじさんがいたらちょっとうれしかっただろうなあ」と思って、書いたんだよ。

きっと中学のころのぼくは「うぜー」って言っただろうけどね。

執筆: この記事はkikakuguyさんのブログ『ゲーマーチ』からご寄稿いただきました。

文責: ガジェット通信

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