『花子とアン』に出てくる家とそっくりの住宅が日本にあった!
3月の放映開始以来、視聴率は20%超をキープし、好評なNHKの朝の連続テレビ小説『花子とアン』。このオープニングテーマに出てくる建物とそっくりの家が日本、それも福島にあるという。なぜ日本にあるの? その様子とあわせて紹介しよう。「グリーン・ゲーブルズ」そっくりの家は、モデルハウス!
ドラマ『花子とアン』のオープニングテーマの冒頭で映しだされる建物は、『赤毛のアン』の舞台となったカナダのプリンスエドワード島にある「グリーン・ゲーブルズ」。いうまでもなく、ドラマの主人公・村岡花子は、名作『赤毛のアン』を翻訳し、日本に紹介した人物だ。この建物は一瞬しか映らないが、白い外壁に緑の屋根が愛らしく、背景の抜けるような青空と相まって、印象に残っている人も多いのではないだろうか。
では、どうして、この「グリーン・ゲーブルズ」とそっくりの家が日本にあるのか。実は、このグリーン・ゲーブルズは、「赤毛のアンの家」として商品化されており、日本にあるのはそのモデルハウスなのだ。
「福島にあるモデルハウスは、カナダのグリーン・ゲーブルズの外周を採寸して、比率を合わせて再現しているので、印象がそっくりになるのだと思います。ただ、あくまでもモデルなので、建物仕様や間取りは違うんですよ」と話すのは、「赤毛のアンの家」を販売するメープルホームズの高橋義則さん。
なるほど、外観を見比べてみると、特徴的な緑の三角屋根などは本当にそっくりだが、モデルハウスにはウッドデッキがある。印象に残る屋根や窓の配置が同じゆえに、よりリアル感が増しているのかもしれない。ちなみに、「赤毛のアンの家」は自由に設計できるが、赤毛のアンの作者であるモンゴメリの縁戚であるラリー・ジョーンズ氏に図面をチェックしてもらい、パスした家のみ認定証が発行されるのだとか。
【図1】グリーン・ゲーブルズは緑の切妻屋根という意味。シンプルだけど印象に残る外観だ(画像提供:メープルホームズ)放映開始以来、反響は上々。見学ポイントは?
放映開始以来、問い合わせなどは増えているのだろうか。
「おかげさまで”赤毛のアンの家”の問い合わせは増えています。それも、今まで輸入住宅そのものを知らなかった若い世代からの問い合わせがあるのがうれしいですね」(高橋さん)。ちなみに、高橋さん自身も、「赤毛のアンの家」の日本第一号となる住宅に住んでいるという。日本の住宅はベージュや灰色が多いが、白と緑の建物が建つと、パッとまわりを明るい雰囲気にするのだとか。なんだか朝ドラの主人公みたいだ。
では、モデルハウスの見学の際に、ポイントなどはあるのだろうか。
「室内はフローリングや手すりなどに無垢材を使うなど、自然素材をたくさん取り入れているので、カントリー調でかわいらしいと好評です。ぜひ、実物をさわってほしいですね。細部で注目してほしいのは、モールディングです。縁取りの装飾で、日本では珍しいかもしれません。カナダでつくっているので、グリーン・ゲーブルズらしい雰囲気が伝わります」と高橋さん。
ちなみに「赤毛のアンの家」として、建てられた家は日本に80棟程度あるのだとか。「うれしいのは、やはり住まいに愛着をもっていただけることです。プランも施主さんと弊社プランナーで練っていますので、それぞれに思い入れもあります。私は暮らして14年になりますが、時間とともに味わいを増しているのがいいですね」(高橋さん)。本物さながらにつくりあげられた「赤毛のアンの家」。お出かけ気分で足を延ばしてみると、「アンの世界」にひたることができそうだ。
【図2】木のぬくもりが感じられる室内。カントリーテイストが好きならインテリアの参考にもなりそう(画像提供:メープルホームズ)●メープルホームズ
HP:http://www.maplehomes.co.jp
元記事URL http://suumo.jp/journal/2014/09/12/68810/
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