未来の農業はこうなる?!高層ビルみたいな緑の農場タワー
世界各国の都市で推進されているビルの緑化。最近では、温暖化対策として、屋上やベランダで植物を育てる企業や家庭が増えているという。
しかしそんな一方で、大都市は開発が進み、農場や田んぼの数が減少していることが問題になっているらしい。
近頃、そのような問題に取り組むあるデザイン会社から、これから先の農業を見越した、前衛的なアイデアが発表された。
先日インドで開催された、未来都市のあり方を考える「リ・シンキング・ザ・フューチャー・アワード 2014」にて入賞を果たした「Floating Responsive Agriculture(フローティング・レスポンシブ・アグリカルチャー)」は、スペイン・バルセロナに拠点を置く、建築・環境デザイン会社「JAPA」が発表した農業プロジェクト。
街の中心部に人口や開発が集中するシンガポールを題材とし、未来型農地を提案しているそうだ。
発表された完成予想図によると、農場はベイエリアにそびえ立つ高層ビルのような姿。
各フロアにはレタスやほうれん草といった作物が、レイヤー状の畑に植えられる計画で、日光を一身に浴びることができる。
水分調節や空気清浄も人力を必要とせず、天候などの環境変動に左右されないよう、すべてシステマティックに管理されるとのこと。
この農場には、各エリアの住民情報が随時送られるシステムになっており、その場所に暮らす人が必要とする量の農作物が自動的に育てられる。
このことによって、廃棄処分になる農作物を減らすことができるかもしれない。
実際に、このプロジェクトが始動するかどうかはまだ不明だが、街に緑のタワーが建つ姿を想像してみると、ちょっと清々しい感じがするかも!?
JAPA
http://atjapa.com/
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