『妖怪ウォッチ』じゃなくて『要介護ッチ』というiPhoneアプリが登場 着想はtwitterのあの書き込み?
Appストアに”奇妙な”ゲームが登場し、一部ネット民の間で騒然となっている。
そのタイトルの名は『要介護ッチ(ようかいゴッチ)』。iPhone用の無料アプリとして7/17にリリースされたばかりのものだ。
このタイトルを聞いてピンときた人もいるかもしれない。そう、twitterで6月初めにつぶやかれ12000以上リツイートされたある書き込みに同様のキーワードがあるのだ。
https://twitter.com/Lens_eye/statuses/473761909984866305
「息子(5歳)、妖怪ウォッチの検索したかったんだな…」
そう書かれた後の画像URLには、Google検索窓に「要介護っち」と誤変換されたワード、そして介護関連の検索結果が……。
この出来事を知ってか知らずか、登場したゲームアプリ『ようかいゴッチ』、内容は、というと大昔に流行った『ゲーム&ウォッチ』風のシンプルな内容だ。
※『ゲーム&ウォッチ』は1980年に任天堂が発売した携帯型液晶ゲーム機。時計なのにゲームができる!と評判になり、「ゲームの任天堂」としての礎(いしずえ)を築いたハードウェア。『ようかいゴッチ』は1981年に発売された『ヘルメット』に近いゲーム性。
ゲームの説明を見ると
ちびっ子大好き「妖怪○ォッチ」じゃないよ!
シビアな大人の要介護×ゲー○&ウォッチ=「要介護ッチ」!!
とある。
更に説明には「熱血新米介護士ヂバニャン」やベテラン医師「ウイスパー先生」「バクロばあさん」などが登場。なのに「介護給付認定」やら「介護費用を自己負担」など、大人気タイトルとは縁の遠そうなシビアなキーワードが飛び出してきている。
ロゴやキャラクターデザインのそこかしこには『妖怪ウォッチ』的なにおいが漂っている。
パロディーというべきか、インスパイアというべきか……。
パロディとしてギリギリを狙うあたりは、『それいけ!パン』などを彷彿(ほうふつ)とさせる仕上がりだ。
※『それいけ!パン』は現在公開中止
ゲーム自体は、上から落ちてくる「ウイスパー先生」をよけながら「介護士ヂバニャン」を操って、画面右端に居る「バクロばあさん」でたどり着けば得点となる、きわめてシンプルな内容だ。
あまりのバカバカしさについ笑ってしまう出オチ的タイトルではあるが、ネット上のシャレが実現した、ネットらしい作品と言えそうだ。
関連URL
iTunes の App Store で配信中の iPhone、iPod touch、iPad 用 ようかいゴッチ
https://itunes.apple.com/jp/app/youkaigotchi/id895361783?mt=8 [リンク]
【ストーリー】
ヂバニャンは困っているお年寄りの力になりたいと願う熱血新米介護士。
支援なしでは生活が立ち行かない介護給付認定者たちの面倒を日々みている。
そんな中、要介護認定を受けているバクロばあさんの経済状況が思わしくないと耳にする。
「介護費用を自己負担できない者は支援するべきではない」
ベテラン医師のウイスパー先生はヂバニャンにそう忠告するが、
今日もまたヂバニャンはバクロばあさんの元へ、クスリを届けにいくのであった……。【ゲームの目的】
降り注ぐウイスパー先生のプレッシャーをかいくぐりながら、
ヂバニャンの介護を待っているバクロばあさんの元へ駆けつけよう。
画面左端からスタートして右端にたどり着けば1介護ポイント!【操作方法&ルール】
画面両側の矢印アイコンで、ヂバニャンを左右に動かせる。
上から降ってくるウイスパー先生に触れるとゲームオーバーだ。
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