【ライブレポ】日向坂46の“ROCKESTRA”が横浜スタジアムに鳴り響く──「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」

【ライブレポ】日向坂46の“ROCKESTRA”が横浜スタジアムに鳴り響く──「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」

2026年4月4日〜4月5日の2日間にかけて、日向坂46がデビュー記念日を祝う恒例のライブ「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」を、横浜スタジアムにて開催した。春の訪れを告げるこの特別な一日は、晴天と雨天という異なる表情すら演出に取り込みながら、“いまの日向坂46”のすべてを詰め込んだ祝祭となった。

デビューから7年経ち、昨年の一期生全員の卒業を経て、新体制として新たに勢いをつけているタイミングでの開催となった今回の「7回目のひな誕祭」。過去のひな誕祭で卒業や新加入が絡むことが多かったが、今回は「誰かの卒業を兼ねない」純粋なお祝いライブとして、前向きな空気感が際立っていた。

「Overture」が鳴り響き、壮大なスケール感でライブの幕が開く。まずは小坂菜緒がステージへ上がり、指揮を執ると迫力のある生バンド、ザ・レインボーズの演奏が鳴り響いた。それはまさに、今回のサブタイトル「Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA」を体現するようであり、多くのおひさま(日向坂46のファンネーム)が胸を躍らせていた。

セットリストの1曲目は、「世界にはThank you!が溢れている」。冒頭から「感謝」を届け、横浜スタジアムを大きな祝祭感で包み込んだ。続いて、山口陽世センターで「One Choice」を届けると、「愛はこっちのものだ 2025」では、メンバーの煽りと、おひさまたちのコールが炸裂。なかでも5期生・片山紗希の華奢な体躯から想像もできないほどのとてつもない大声には、圧倒されてしまった。

【ライブレポ】日向坂46の“ROCKESTRA”が横浜スタジアムに鳴り響く──「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」

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【ライブレポ】日向坂46の“ROCKESTRA”が横浜スタジアムに鳴り響く──「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」

挨拶MCを挟み、突如として響き渡るエンジン音とともにロンドンバスが登場する演出は、スタジアム規模ならではのダイナミズムだ。メンバーはバスに乗り込み、披露されたのは人気曲「君しか勝たん」。会場のボルテージは一気に跳ね上った。上村ひなのをセンターに据えた「アザトカワイイ」では、日向坂46らしい多幸感がスタジアムいっぱいに広がる。さらに、ライブは金村美玖によるソロダンスパートを起点に「ってか」を披露。パフォーマンスの緩急と構成力の高さが際立ったブロックとなった。ライブは、ここから5期生・大野愛実をセンターに「クリフハンガー」を披露。クールさと激情、そしてキュートな笑顔を同時に体現する表情の鋭さに、多くのおひさまたちが驚かされていた。

MCでは、「フジシマエナガ」こと藤嶌果歩が「おひさま夜のデートに連れてって」と題したミニコーナーを開催。まずは渡辺莉奈が「小籠包、一緒に食べてくれるかな?」と呼びかけると、会場からは大きな「いいよー!」の声が返ってくる。続いて、金村美玖は「“キー”に行ってくれるかな?」と問いかけた。なお、この「キー」とは、都市型音楽フェスCENTRAL MUSIC & ENTERTAINMENT FESTIVAL 2026とのコラボレーションで実施されている、金村による展示企画「記憶の欠片展」を指すもの。さりげなく自身の活動をアピールする姿に、日向坂46イズムを感じさせるひと幕となった。

夕陽に染まり、空がオレンジ色へと移ろう頃。横浜スタジアムには、その反対色ともいえる空色のペンライトの輝きが全体に広がり、スタジアム全体をやさしく包み込んでいく。ここからは期別曲ブロックへ突入。まずは黄色いバスに乗って五期生が登場し、「好きになるクレッシェンド」でフレッシュな風を吹き込む。続く四期生は、水鉄砲やボールを手に「Surf’s up girl」を披露し、負けじと会場のボルテージを引き上げた。さらに三期生は、ステージに設置されたポップアップから登場。そこからはじまった「青春ポップコーン」ではコール&レスポンスが炸裂。スタジアムは巨大な一体感に包まれていった。

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期別ブロックのラストを飾ったのは、二期生の金村美玖と小坂菜緒。卒業した加藤史帆のソロ曲「どっちが先に言う?」を、シックな衣装に身を包み披露した。夜へと向かう時間帯に、美しいサックスの音色に寄り添うように、ふたりのしっとりとした歌声がスタジアムに響き渡っていた。

ライブはさらに4期生・宮地すみれ、渡辺莉奈のユニット「能ある少女はスカート揺らす」による「恋と慣性の法則」をパフォーマンス。冠番組「日向坂で会いましょう」では、バラエティースキルの高さで、衝撃を与えるふたりだが、そのクールな表情は、まさに「爪を隠す鷹」のごとくライブパフォーマンスにおいても、高い能力があることを証明していた。そして続いて披露されたのは、上村ひなのセンターによる「君と生きる」。そのエモーショナルな歌声に呼応するように、シンガロングも生まれ、大きな多幸感がスタジアムを包み込んだ。

【ライブレポ】日向坂46の“ROCKESTRA”が横浜スタジアムに鳴り響く──「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」

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大野愛実の1年越しの「ウーパールーパー!」の披露や、清水理央による「Surf’s up girl」のおかわりを終え、ライブはここからクライマックスへ。再び小坂菜緒の指揮の元、今度はメンバーも楽器を携え、演奏をスタート。ちなみに演奏陣は、小坂・指揮、髙橋・クラリネット、平尾・鍵盤ハーモニカ、森本・シンバル、上村・ウィンドチャイム、高井・ヴァイオリン、石塚・大太鼓といった構成だ。そこから披露されたのは、代表曲のひとつ「ドレミソラシド」。歓声も楽器として鳴らすようなパフォーマンスが、心を熱くした。

ライブはそこから「永遠のソフィア」へ。ここではブラス・バンドチームが全面に出た演出で、スタジアムを熱くする。この曲では、トランペッターとして、鶴崎仁香も参加。その熱演に魂が燃え上がった。

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ライブはさらに大野愛実をセンターに「ガラス窓が汚れてる」で圧巻のパフォーマンスを見せると、ステージにはギターを手にした4期生・正源司陽子の姿が。正源司はそれから「もっと来なさい!」とばかりに、おひさまたちを煽り、ディストーションの効いた炎のギター・プレイを響かせる。「My Fans」へなだれ込む。ここでは、センターステージにポジションを取った、5期生・松尾桜を中心にペンライトも赤と青にチェンジ。まるでバトルのような構成になった客席は、ボルテージもMAXに。

とんでもない盛り上がりから、さらにギアを一段上げたのは、4期生のキラー・チューン「見たことない魔物」。煽り番長・藤嶌果歩による、魂の叫びから生み出されたおひさまのコールの声量は凄まじく、その声は赤レンガ倉庫まで届くほどだったという(盛ってへんで)。

【ライブレポ】日向坂46の“ROCKESTRA”が横浜スタジアムに鳴り響く──「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」

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圧巻の熱量を叩き出したあとは、ロンドンバスが再び登場し、「あの娘にグイグイ」をパフォーマンス。スタジアムにビッグウェーブを巻き起こすと、ここからさらにドラムス・金村美玖による超絶ニコニコした表情から繰り出されるパワフルな演奏から、「君はハニーデュー」へ。生演奏のグルーヴがスタジアム全体を揺らし、本編ラストは「ソンナコトナイヨ」。ここではホーン・セクションの生音が、楽曲にさらに彩りを加え、会場の熱気は再び頂点に達していた。

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アンコールではロンドンバスに乗り込み、卒業生の松田好花が作詞を手がけた、「涙目の太陽」を披露。松田の置き土産とも言えるこの楽曲を愛いっぱいに、メンバー全員で歌い上げ、スタジアムを再び多幸感に包み込んだ。

MCでは「ひな誕祭」では恒例となった「Overture」の掛け声の音源収録を終え、最後に披露された「JOYFUL LOVE」では、キャプテンの挨拶とともに、会場一面に広がる虹色のサイリウムの輝きがひとつの光景として結実した。「JOYFUL LOVE」で作り上げるこの景色、そしてこの温かい空気こそが、日向坂46の色であり、その美しさはいつまでも人々の心に、輝き続けるのだろうと思った。

【ライブレポ】日向坂46の“ROCKESTRA”が横浜スタジアムに鳴り響く──「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」

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と、ここでライブは終わりの予定なのだが、なかなか鳴り止まない「日向坂!46!」の声にシンクロするように鼓動の音が鳴り響く。そして「17枚目のシングル」のリリースが突然発表された。それからメンバーがステージに登場し、フォーメーションが発表される。センターは4期生・藤嶌果歩。そしてそのままナスカが作曲を手がけたラテンポップ調の新曲「Kind of love」をパフォーマンス。突然のサプライズに会場は大きくどよめきながらも、おひさまたちがしっかりとコールを響かせていたのは、さすがの一言だった。

こうして熱い余韻を残し、「7回目のひな誕祭」は終演を迎えた。この日のライブで印象的だったのは、5期生をはじめとする、新時代の台頭である。期を重ねるごとに層を厚くし、個々の個性とグループとしての結束を高めてきた日向坂46。その現在地と可能性を、これ以上ないスケールで示した「7回目のひな誕祭」は、まさに新たなスタートラインを刻む一日となった。祝祭のその先へ。日向坂46の物語は、まだまだここから広がっていくのだ。

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取材&文 : ニシダケン

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ⒸSeed & FlowerLLC

セットリスト

日向坂46 「7回目のひな誕祭 ~Welcome to HINATAZAKA ROCKESTRA~」
2026.4.5(日)

00 Overture
01世界にはThank you!が溢れている
02 One choice
03 愛はこっちのものだ 2025
04 君しか勝たん
05 アザトカワイイ
06 ってか
07 クリフハンガー
08 好きになるクレッシェンド
09 Surf’s up girl
10 青春ポップコーン
11 どっちが先に言う?
12 恋と慣性の法則
13 君と生きる
14 ドレミソラシド
15 永遠のソフィア
16 ガラス窓が汚れてる
17 My fans
18 見たことない魔物
19 あの娘にグイグイ
20 君はハニーデュー
21 ソンナコトナイヨ
EN1 涙目の太陽
EN2 JOYFUL LOVE
W-EN Kind of love

ライブ情報

新潟県・国営越後丘陵公園
2026年5月24日(日)

神奈川県・横浜スタジアム
2026年5月28日(木)

東京都・TOYOTA ARENA TOKYO
2026年6月16日(火) 開場17:00 / 開演18:30
2026年6月17日(水) 開場17:00 / 開演18:30

2026年8月5日(水)・Zepp Osaka Bayside 開場 17:30 / 開演 18:30
2026年8月6日(木)・Zepp Nagoya 開場 17:30 / 開演 18:30
2026年8月17日(月)・Zepp Haneda(TOKTO)  開場 17:30 / 開演 18:30

宮崎県・ひなたサンマリンスタジアム宮崎
2026年9月5日(土) 開場14:30 / 開演16:30
2026年9月6日(日) 開場14:30 / 開演16:30

インフォメーション

■日向坂46 OFFICIAL WEBSITE
https://www.hinatazaka46.com/

■日向坂46 OFFICIAL X
@hinatazaka46

■日向坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL
https://www.youtube.com/@46officialyoutubechannel99
https://www.youtube.com/@hinatazakachannel

■日向坂46公式Instagram
https://www.instagram.com/hinatazaka46/

■日向坂46 OFFICIAL TikTok
https://www.tiktok.com/@hinatazakanews

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