アートワークに会田誠作品使用! アーバンギャルド新アルバム『鬱くしい国』に大槻ケンヂ参加も判明
扇情的な歌詞とパフォーマンスで10代から20代の女子の一部に熱狂的な支持者を持つ”トラウマテクノポップユニット”アーバンギャルド。徳間ジャパンコミュニケーションズへの移籍しての再始動となるニューアルバム『鬱くしい国』のアートワークに現代美術家・会田誠氏の作品が使われることが明らかに。また、ゲストに筋肉少女帯の大槻ケンヂが参加している曲も収録されることが判明しています。
会田誠氏といえば、美少女をテーマにしたセンセーショナルな作品も多く、2012年12月に森美術館で開催された個展が市民団体から問題視されるなど、常に社会を挑発してきた存在。一方で作家の嶽本野ばら氏のCDで初音ミクを描くなど、現在のシーンをビビッドに取り入れ続けてもいるので、今回のコラボはある意味納得ともいえそう。
ジャケットに使用されるのは、1997年発表された「群娘図’97」の一部。松永天馬が惚れ込んでいるというこの作品には、ルーズソックス・ケータイ・茶髪といった90年代の女子高生の生態が凝縮されており、”少女”の生き方を問い続けてきたアーバンらしい仕上がりとなっています。
なお、DVD付きの初回限定盤と通常版の2タイプでジャケットが異なるので、見比べてみるのも一興なのではないでしょうか。
また、オーケンは「戦争を知りたい子供たち」に語りで参加。こちらも以前からファンだったという天馬の強い要望により実現したとのこと。
「アーバンは、80年代ニューウエイブやサブカルのいいとこをうまいことまとめて現代のポップシーンにも対応しているミラクルな存在だと思います」というオーケンは、「今回アルバムに参加させてもらったんだけどアッ!という間に録音終わってしまったので、いつかジックリ対バンとかまたしてみたいですね」とも今後の絡みに含みを持たせたコメントを残しており、期待が高まります。
2014年5月3日には久々のライブ『アーバンギャルドのディストピア2014~新・前衛都市の憲法記念日~』を新宿BLAZEで敢行。ここで新曲を披露する可能性もあり、終演後には『鬱くしい国』の予約イベントとしてメンバーの握手会も行われるとのことなので、全国の”アーバンギャル”にとっては見逃せない一夜になりそうです。
アーバンギャルド『鬱くしい国』
発売日:2014年6月18日
価格:
初回限定盤(CD+DVD)TKCA-74110 3241円+税
通常盤(CD)TKCA-74115 2778円+税曲目
1.ワンピース心中
2.さくらメメント
3.生教育
4.君にハラキリ
5.ロリィタ服と機関銃
6.自撮入門
7.アガペーソング
8.ガールズコレクション
9.R.I.P.スティック
10.戦争を知りたい子供たち feat.大槻ケンヂ
11.僕が世DVD内容
1. さくらメメント(PROPAGANDA VIDEO)
2. さくらメメント 少女たちを踊らせてみた
3. さくらメメント(PROPAGANDA VIDEO SIDE-B)
アーバンギャルド-URBANGARDE (オフィシャルサイト)
http://urbangarde.net/ [リンク]
アーバンギャルド (徳間ジャパン)
http://www.tkma.co.jp/jpop_top/urbangarde.html [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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