KING JIM デジタルメモ 「ポメラ / pomera」 を試してみる
10/21にKING JIMから発表となった、デジタルメモ 「ポメラ(pomera)」。
早速、ガジェット通信でも、「ポメラ」の感触をみなさんにお届けしてみたいと思います。
「ポメラ」は、”いつでもどこでもすぐ「メモる」”というキャッチフレーズそのままのコンセプトで作られたデジタルメモ帳です。
・文庫本サイズ、370g
・単4電池2本で20時間の駆動が可能 (→もし切れても、駅売店やコンビニですぐ買える!)
・テキストファイル(→汎用性文句なしのフォーマット!)
・外部入出力はUSB、microSD(最大2GB)
・ネットは接続できないのでパソコンを持ち込めないセキュリティエリアでもOK
・起動2秒。そのまま閉じても、もちろんOK
・入力は、定評のあるATOK(MS-IME スタイルあり)
11/10(月)発売予定なので、まだほんの少し間がありますが、以下、順にレポートしてみようかと思います。
持った感じは、良い意味でズッシリ。程良い高級感があり、チャチな印象は皆無です。
パネルを開けてみると、何やら注意書きが。
なるほど、横のボタンを押せば開くのだね。ふむふむ。
「・・・あ、開かない!」
おかしいな、と思って再度良く読んでみたら、なんのことはない。赤で書かれている図のように左手が邪魔してしまっていたのだ。
よく読まずに、手で持ったまま開けようとしたら一番最初につまずきそうなところ。
机の上に置けばスムーズに開きます。(もちろん、持ったままでも2回目からは平気でした。よかった。)
動画でのレビューはこちらになります。
↓↓↓
640*480のハイコントラストTFT液晶は予想以上に見やすいです。
全角26文字×17行(24×24ドットフォント)
全角20文字×12行(32×32ドットフォント)
全角13文字×8行(48×48ドットフォント)
※初期設定は24ドットフォント、全角26文字
選べる文字の大きさは上記の3種。
入力した文章はテキストファイルとなって、内部メモリかmicroSDに保存可能なのです。
ちなみに、内部メモリは
8000文字入力したテキストファイルを6ファイルまで。
最大 約48,000文字分(複数ファイルの文字数の合計)
まで保存可能とのことです。
電池フタは、衝撃などで開いてしまわないよう、ロック機能が施されています。
携帯することが前提の機械だけに、不慮の事態に対する配慮が為されているので安心です。
ちなみに、このロックを閉め忘れていると、電源ON時に怒られますよー。
あと、ファームウェアアップデートなどによる、機能追加があるのかどうかについては少々気になるところ。
キングジムさんにお伺いしてみたところ・・・
「現在、発表来の反響を受けアイディアレベルでの検討は進めておりますが、具体的な予定や方法の明確な予定はございません。今後ともお客様の声を参考にしながら検討を進めたいと考えております。」
とのことなので、予定はないけど見込みはありそう。期待して待ちたいところです。
さて、ざっくりと紹介をしてきましたが、この製品の弱点をあえて述べるとすれば、「座らないと使いづらいこと」。
これは、キーボードを広げて文章を紡ぐ機械である、という特性上致し方ない部分であるかと。
気軽に文章を保存するのであれば、鉛筆とメモ帳でもいいだろうし、携帯電話でも可能でしょう。
「そうじゃなくて、”文章”を持ち歩きたいんだ」
「会議室に毎回パソコンを持って行くのではなくて、もっとスマートなのが」
「書くより打つのが早いんです」
「あとでパソコンにかんたんにテキストファイルをまとめたい」
「PCほど大きくなくてもいいんだけど、ケータイの画面は狭すぎる」
etc.etc…
ポメラは、軽いフットワークで持ち歩け、キーボードで文章を打って気軽に保存したい、という人にとってはうってつけのデバイスかもしれません。
ノートPCのような起動は必要ないですし、場所も取りません。
モーターなどを用いていない分、機械としての堅牢性も高そうな予感がします。
充電切れでコンセントを探すよりは、単4電池を売っている所を探す方が楽なのもちょっと安心です。
そうした特徴を踏まえながら、日常の中で使う場面を想像してツボにはまったとき、ポメラは最強の「デジタルメモ」になりうるのではないかな・・・なんて事を感じさせてくれました。
キングジム
http://www.kingjim.co.jp/
■デジタルメモ「ポメラ」 | KING JIM
http://www.kingjim.co.jp/pomera/index.html
P.S.「ポメラ」とケータイを連携するツールをmobilehackerzさんが早速作成しています!
ガジェット通信でも別記事でレビューしてみたいと思います。
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