牛丼屋が軒並み値下げ合戦 コーヒーショップは何故値下げしない?
『吉野家』、『松屋』、『すき家』が軒並み250円~270円に値下げされ値下げ競争が激化されている。牛丼=安いというイメージが定着したのはずいぶん昔からだが、あらためて250円で一食分たべられると思うとお得な感じもする。
そんな中、値下げ競争しないものが存在した。『スターバックス』を代表するコーヒーショップだ。コーヒーショップなんて行ったことないぞ! というガジェット通信読者のために、我々ガジェット通信編集部は若者のステータスにもなりつつあるコーヒー屋に潜入調査した。一体一杯いくらするのだろうか。早速記者がアイスチャイのショートサイズ(一番小さい)を注文してみたところ、なんと370円もするではないか。『吉野家』や『松屋』が250円や270円でコーヒーがその100円も高い370円とはどういうことなのだろうか? 最も安いショートドリップコーヒーでも250円する。よくよく考えてみたらコーヒー一杯400円とか高い気がしないでもない。サイフォンを使っているのでもなく、エスプレッソマシンが入れたコーヒーに牛乳を足しさらに大量の氷。
『スターバックス』や『エクセルシオール』、『ドトールコーヒー』などのコーヒーショップは価格を高めに設定することでブランド価値を保っているのだろう。これって高級感イメージ作戦? 見方を変えるとコーヒーショップは椅子に座って休息したり、本を読んだりPCで作業したりする人もいるわけで、休憩料という意味も込めて少し高めの設定がされているのかもしれない。そういえば、コンビニに置かれている『スターバックス』の缶コーヒーは他社の缶コーヒーよりも高めに値段が設定されていたはず。この件についてスターバックスコーヒージャパン株式会社に問い合わせてみると「現在缶コーヒーは扱っていない」とコメントされた。
こういったブランドで売っているコーヒーショップに安くておいしいコーヒーショップが参入してきたら一体どうなるのだろう? 対抗すべく『スターバックス』やその他のコーヒーショップも値下げということになるのだろうか。400円のコーヒーといえど1日1杯飲んだとしたら1年間で14万円もの出費になると考えると少しもったい無いような気もするが……。もちろん買うときにこのようなことをいちいち気にしていたら何も買えないのだが。
値下げすればすべてうまくいくのか?
もちろんそのようなブランド保持スタンスは大事であり、値下げが全て成功するとは限らない。実際に日本マクドナルドは『Big America』と銘打った『テキサスバーガー』や『ニューヨークバーガー』、『カリフォルニアバーガー』で成功している。マクドナルドの初期の値下げと言えば390円セットの『サンキューセット』とそれに対抗するロッテリアの『サンパチトリオ(380円)』。これは1987年に値下げ競争され話題になったので知っている人も多いだろう。だがロッテリアも今ではマクドナルド同様に『絶品』シリーズで高級路線をウリにしている。
牛丼チェーン店も値下げ競争ではなく高級路線に方向転換するというのはどうだろうか? 高級牛丼を少し食べてみたい気がする。
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