『M.S.SPELUNKER(エム・エス・エスペランカー)』好評発売中。主人公4人組にインタビューしてみた。
ゲーム好きなら誰もが知っている、あの『SPELUNKER(スペランカー)』と人気ゲーム実況者『M.S.S Project』とのコラボゲームが『App Store』・『Google Play』で発売された。今回、その発売を記念し彼ら4人へインタビューを行うことが出来た。
M.S.S Projectとは?
KIKKUN-MK-Ⅱ(キックンマークツー)さん、FB777(エフビースリーセブン)さん、eoheoh(エオエオ)さん、あろまほっとさんの4人組ゲーム実況者。元々行っていた音楽活動も花開き、2月22日には2枚目のアルバム『M.S.S.Phantom』もリリース。また2月24日には赤坂・BLITZで、3月29日には渋谷公会堂でワンマンライブも開催決定。話が途切れない、うるさい、たまに意味が分からないことが特徴。ただし、チームワーク皆無な会話にも関わらず、この4人のバランスの良さは異常。
ひげおやじ(以下、ひ):という事で宜しくお願い致します。初めまして!
MSSP:やりにくい!!!
話す内容に早速困る
――ひ:それでは、まず『M.S.S Project』というチーム名の由来なんですが……
M.S.S Projectは『Middle Second Sickness Project』という造語で、直訳すれば”中二病プロジェクト”となる。中二病そのものの説明は割愛させて頂くが、その名のイメージで察して頂ければ幸いです。
――ひ:聞く必要はないのでやっぱりいいです。続いて、このメンバーの結成については……
同じ専門学校に所属するKIKKUN-MK-Ⅱさん、FB777さんによりゲーム実況を開始、そこに加えFB777さんの高校時代の友人であるeoheohさん、あろまほっとさんが加わり現在に至る。
――ひ:これで合ってますよね?
KIKKUN-MK-Ⅱ(以下、K):うん。
――ひ:もう皆さん自身のお話は、聞くことがなくなっちゃいましたね。
K:もうフリートークでいいじゃん。
FB777(以下、FB):このまま飲みにいきましょう!
制作秘話とか
――ひ:では、本題のゲームの話に。スぺランカーは難易度が高めで、また皆さんのファンは女性も多く、そのバランスはどうしたのですか。
あろまほっと(以下、あ):逆にTwitterの評判を見ると、かなり早い段階でクリアしている人達が多いんですよ。
K:そこを残しつつも特殊能力を活かして、誰でもやりやすいように出来ればいいなと思って……。
FB:そうそう、僕らとしても変に簡単過ぎてスぺランカーの良さが無くなるのも嫌だったので、難易度への注文はしていません。
――ひ:ゲームの読み方ですが『エム・エス・エスペランカー』で合っていますか?
FB:はい。やっぱり、言い易さを重視してまして……
――ひ:言いにくいでしょ!
FB:“エスペランカー”ってかっこいいじゃないですか!
――ひ:う、うん……
プレイ内容について
――ひ:ちなみに最初にクリアしたのは?
eoheoh(以下、え):僕ですね。ノーミスでクリアしました。ただ正直、何度かドグマさん(ゲーム中に登場する敵キャラクター。モデルはゲーム実況者のドグマ風見さん)のせいで、ゲームを投げ捨てそうになりました。
K:ドグマさん対策としては(無敵キャラの)俺を使えばいい。
あ:ペットのように従えられるからね。
特殊能力・アイテム効果など
――ひ:要望は出しましたか?
FB:アイテムのコレクション要素や特殊能力・アイテムの効果とか僕らが出しましたね。
K:基本概念として元々のスぺランカーを維持してもらって、そこに追加要素を提案して、そのほとんどを叶えてくれました。音楽を入れたいというのもこちらからの提案ですね。
K:ただTwitterとかで「きっくんは無敵って書いてあるけど簡単に死にます」とか言われている。
FB:まぁ死因は落下死のゲームなので、きっくんはどっちかというと”部分無敵”です。PVもあるんですが「基本無敵!」と言いつつも落下死のシーンが採用されていますからね。
×カンムルイ ○感無量
――ひ:プレイする場合は自分のキャラクターを使うのですか?
MSSP:自分です!
FB:でもメンバーを使って落下死すると「ざまぁ」とか思ったりしています。
あ:こいつ使えねぇ!とかね(笑)
e:自分がクリアした後にあろまでやって、ノーコンでクリアしようとしたんですが4面で死んでイラッとした。
あ:それ俺のせいじゃねぇよ(笑)
FB:しかし、まさか自分達がゲームになってしまうとは。カンムルイですよ。
K:カンムルイ?
あ:感無量ではなくて?
更に今後の流れなんかも
――ひ:次はどんなゲームを出してみたいですか。
あ:アクションゲームがいいですね。
FB:俺はどっちかというとRPGとか、それも自分達が主人公というのではなくて、それこそ監修とかを……
K:それやりたいね
e:格ゲーとかは?
あ:自分のキャラがボコボコにされるのを見たくないだろ!
K:じゃあ動きを全部キャプチャーして貰って、実写版の格ゲーにしよう。個人的にはシューティングがやりたいなぁ。
役割分担について
――ひ:制作を分担するとしたら誰が何をやるんでしょう。
FB:え、俺らだけで?無理無理無理ムリィー!
K:一生完成しない気がする(笑)それだったらRPGツクールで、始まって上いったら魔王がいるっていう。
FB:魔王が宝箱を守っていて戦うことが出来るんだけど、魔王を無視して横からも取れて、そうしたらエンディングが始まる。で、あろまがグラフィック、ストーリーがきっくん、えおえおが……
e:俺は効果音。ピュンピュンピュンとか。
あ:口で言うのかよ!
FB:……これはダメですね。
ちょっとだけ思い出話
――ひ:今後もイベントが目白押しですが、過去の思い出のイベントってありますか。
K:インタビューで「印象に残っているイベントってなんですか?」とはちょくちょく聞かれるんだけど、『Haloクリスマス特番』の生放送は結構話題に出るよ。
※『Haloクリスマス特番』とは?
2012年12月17日、22日と2回に渡って行われた生放送。特に22日は12時間に渡る長丁場の放送となった。Haloガチ勢の皆さんにも協力を頂き、濃密かつカオスな内容であった。手前味噌ながら制作はガジェット通信だったりします。
e:結構やりたい放題やれたよね。
K:あれのもっと緩いのをやりたい。
――ひ:え、11時間くらいの?
K:1時間しか減ってないじゃん!
――ひ:ありだなぁ。
MSSP:なしだよ!
このインタビューをご覧になっている皆さんへ一言
K:自分たちがゲームのキャラクターになるっていうのは、予想だにしなかったことだし、絶対に信じられないことでした。夢にも思わなかった途方もないことが実現されたっていうこと、ゲーム実況者はここまで出来るんだなぁってことも含めて、何もかもが良かったなとおもいました!まる!
あ:ゲーム実況者がどうこうってところであまり食指が動かなくなる人はいるかもしれませんが、ゲーム性は一切損なわれておらず、そこにアイテムコレクションなどの付加価値があるので、気にせずにいろんな人にプレイして貰いたいですね。
e:『M.S.SPELUNKER』は、普段はやったことがある人でもない人でも楽しめると思うので、プレイしてみて体験してみて下さい。
FB:スぺランカーという子供のころから知っていた(or遊んでいた)ゲーム、まさか主人公になってしまうとは、正に感無量ですね。(ここで全員の頭の中に”カンムルイ”の件がよぎり思わず失笑)……みなさんも宜しければ遊んでみて頂ければと思います!
――有難うございました!
記者もプレイしたが、面白かったので是非皆さんも『M.S.SPELUNKER』をプレイして頂きたい。またインタビューとは少しずれるが、2月24日に彼ら初のワンマンライブが開催され大盛況であった。そんな彼らのリハーサル中の様子も写真に収めたのでお届けしよう。ますますゲームにも音楽にも精力的な活動をしていくであろうこの4人組には今後も注目し、また応援していきたいと思う。
■ M.S.SPELUNKER(エム・エス・エスペランカー)
http://pc.dwango.jp/sp/msspelunker/【リンク】
インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。
ウェブサイト: http://com.nicovideo.jp/community/co7201
TwitterID: higeoyaji
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