朝日新聞『しつもん!ドラえもん』で「(五輪を)日本と韓国は協力して準備することにしているよ」にネットで疑問の声も

しつもんドラえもん

朝日新聞には、ドラえもんが1面で子供向けクイズを出してどこかのページでそれに回答するという連載記事『しつもん!ドラえもん』が毎日掲載されている。

そんな中、1月19日に掲載された質問の答えが現在ネット上で話題になっている。

しつもん!ドラえもん
1427 ごりん編
もうすぐ冬の五輪がロシアのソチであるね。では、2018年の冬の五輪の開催地はどこ?

こたえ
韓国の平昌(ピョンチャン)
韓国の首都ソウルから車で3時間離れたところにある。2020年は東京で夏の五輪があるので、日本と韓国は協力して準備することにしているよ。

というもの。そしてドラえもんが日本の旗を、そしてのび太が韓国の旗を持っている。

ネットでは、

「協力するって誰が言ったんだ?」
「規則で一国開催だが、具体的には何を協力するんだ?」

といったような疑問の声も出ているようである。また、のび太が韓国の旗を持っていることなどに「作者が亡くなったあとやりたい放題だな」と不快感を持っている人もいる模様。

平昌での2018年冬季オリンピックの開催は2011年7月のIOC総会で決定している。
昨年、

『「招致の妨害しておいて何を言う」”日韓五輪成功へ全面協力”のニュースにネット民が猛反発』
https://getnews.jp/archives/415019

という記事をお伝えしたが、共同通信が9月10日に『日韓、五輪成功へ全面協力 18年冬季と20年夏季』と報じてネット上では結構な炎上となり、その後

【五輪】「日韓で全面的に協力」報道について、竹田恒泰氏がニコ生で釈明
https://getnews.jp/archives/416762 [リンク]

と、竹田恆和・JOC会長の息子である恒泰氏が釈明するということがあった。また、昨年11月には、「韓日協力委員会一行による安倍総理表敬」を受けて

双方は,現在日韓関係は困難な状況にあるが,2018年の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックや2020年の東京夏季オリンピックを通じた協力等,様々な分野での協力を進めていくことの重要性などについて意見交換を行いました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/page4_000281.html[リンク]

ということがあったり、今年に入って平昌五輪の地元から視察団が訪れて

道議会平昌五輪支援特別委員長の呉世鳳(オセボン)議員は「五輪成功のため、今後も経験やノウハウを教えてほしい」と協力を求めた

http://www.shinmai.co.jp/news/20140116/KT140115SJI090017000.php[リンク]

ということがあったりするので、そういったことなどで「日本と韓国は協力して準備」と表現しているのかとも思われるが、実際のところ上記文言に対していわゆる「日韓共催」というようなイメージを持つネットユーザーも少なくないようである。また、平昌では冬季五輪でありながら雪不足が深刻という報道もあり、その解消のために「日本が協力」を強制されるのではと懸念する声もネット上にはある。具体的にどういった形で協力するのかがはっきりしていないが故に、何とも釈然としないネットユーザーも多いものと思われる次第である。

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Taka

元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。

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