【東京おもしろ散歩】山手線一周の旅「駒込駅」:横山緑の「みどりぽ(7)」
編集部より:編集部では新プロジェクト「東京おもしろ散歩」をスタートします。この企画では、東京近郊のおもしろいスポットを紹介していきます。またそのプロジェクトの一貫として、ニコニコ生放送で企画配信などを実施している配信者「横山緑」が、山手線を一駅ずつ紹介していく「みどりぽ」という番組をスタートしました。今回は7回目で、駒込駅までやってきました。この記事では、横山緑自身が書いたリポート記事をお届けします。なお、横山緑は、今回だけではなく、常にマスクをかぶって放送しています。
みどりぽ「駒込駅」
放送動画はこちらです
http://www.nicovideo.jp/watch/1390371380
本日は東京都は豊島区にある駒込駅にやってきたぞ。前回の巣鴨に比べてだいぶローカルっぽい駅になったものだ。
天気は曇り。1月後半だけあって肌寒い天候だ。
駅を降りるとすぐ商店街が見えるのでそっちに向かって歩くことにした。
目指すは「しもふり商店街」と呼ばれる商店街である。なぜこの名前になったのか?
霜降り肉でも売ってるのだろうか?
街の人々に道を聞いて回ると一人親切なおじいさんが教えてくれたぞ。
その前に唐揚げ屋を発見した。鶏肉は健康食品なので購入して食べることにした。
このように唐揚げが並んでいる。味の種類も色々あって楽しみだ。
「吉吾」という名前の唐揚げ屋だ。阿佐ヶ谷のロフトプラスA前にお店があった時に店員だった人が店長を務めている。
阿佐ヶ谷のお店からここ駒込店の店長に見事に出世したのだという。とても親切な店員さんであった。
唐揚げは残念ながら冷えてはいたがやはり肉の質がいいというか美味しかった。冷えていても美味しいってのは本当に美味しいという証拠である。
口の中に唐揚げをモグモグさせながら「しもふり商店街」を目指すことにした。
みどりぽでは街の人々に声かけを行うが結構冷たく無視されたりスルーされることが多い。しかしそんなことでめげていたら外配信なんかは出来ないのだ。
どんどん声をかけて目的地の方向を聞いて進む。
駅から徒歩10分くらいで「しもふり商店街」に到着した。見ると判るが道幅は狭い。その分車は入り込めないから安心ではある。
商店街を入った右手側に焼き鳥屋がある。焼き鳥マニアの俺としては寄らざるにはいられず吸い込まれるように店に立ち寄ることに。
店内には色々な有名人のサイン色紙や写真などが飾られていた。店員の人も覆面姿にも関わらず普通の客として対応してくれたぞ。
店の中にいたお客さん2名。夕方から泥酔していたがマスクの俺に興味津津であった。
一応ネットタレントと名乗っておいた。
彼らに暗黒紙幣をプレゼントしたら喜んでくれたぞ。どんな時でも人を笑顔にさせる暗黒紙幣の力はすごいものである。
俺は「ゆずつくね」(140円)を注文した。まるで団子のようだ。
作り置きをその場でサッと火であぶってくれる。
ゆずのすっきりした味で何本でも食べられる味であった。味も濃くない肉団子である。
先ほども書いたがこのように「しもふり商店街」の道の幅は3mあるかないか。
さらに歩くと、ここも芸能人の写真などが飾ってある肉屋さんを発見したぞ。
ここで店員さんに「なにが名物ですか?」と尋ねたら「メンチカツ」が名物なのだという。
一個240円であるが名物であるからにはということで1つ購入した。
手のひらほどはありそうな大きなメンチカツである。当然温かい。
食べるとボリュームのある味だ。一口で口の中に肉汁がピュッと勢いよく飛び出る。紙で包んではいるが手が肉汁でベトベトになるほどの油っぷりで、油が好きな人にとってはたまらないだろう。
たった1つで栄養満点でお腹もいっぱいになれるぞ。
お腹が空いたらスニッカーズの時代でなく今はお腹が空いたらメンチカツの時代だ!
食べ物以外にもこのような目や肩こりの疲れに効くリングなどが千円ほどで売っていた。
磁石タイプの指輪(3000円)などをが売ってたぞ。磁石は体にいいのだろうか?
肉、肉、肉と肉類が三連続で続いたので八百屋に寄って高価みかん愛媛のせとか(250円)が販売していた。
みかんが一個250円という高級価格だが食べたことないので買ってみた。
皮は薄く果肉にくっついてる感じでスルスルとは剥けない。ゆっくり髭を剃るように剥いていく。
食べると他のみかんとは違ってせとかはものすごく甘い、モンパレで例えるならば糖度のランクがDからBにアップしたほどレベルが違うのだ。
これは一度食べてみてほしい。250円分の高級な味わいが楽しめるぞ。
ここにあるのは駒込のしーちゃんコミュニティーサロンと呼ばれる場所である。
自由に使ってよい場所みたいで中には漫画本などもあってくつろげるスペースとなっている。
しーちゃんってのはしもふり商店街のマスコットキャラクターの名前なのだという。
スーパーには人だかりが出来ていて、一回50円でピンポン玉を掴んだ数に応じて生玉子が貰えるサービスなど商店街近郊に住む住民達の人気を集めて列ができていた。
卵を求め並ぶ人達。列を譲ってあげた。
卵を格安で購入できるということで列ができるほどの目玉コーナーだ。
こういう懐かしいおもちゃ屋もこの商店街では見ることができる。見てるだけで童心に帰れる場所である。
しかしこの後俺を震撼させる出来事があきる。
通報によって警察官が「発見しました」と応援を無線で呼ぶ声が聞こえる。
素直に身分を証明する免許証と荷物検査に応じたが、一人年配の警官が激怒して怒鳴りつけたのだ。
まあ、原因は俺が悪いのは判るのだが署へ連れてくぞと警察手帳を見せずに怒鳴ったり「脱ぐ」と言ってるのに強制的にマスクをひっぺ返そうとしたり高圧的であった。
こっちも今後は配信用ノートPCに放送中など書いておく対策が必要になってきたな。
放送終了後も20分ほど素顔で説教されたぞ、こっちも原因を作ったので謝罪して解放してもらえた。
さて、今回の「みどれぽ」 駒込編のまとめだ。
家賃相場 6.59万円
住みやすさ ☆☆☆(基本静かである、しもふり商店街でみんな買い物してる、家賃の相場も巣鴨よりもワンランク下がってる)
治安☆☆☆☆ 非常に落ち着いた街で観光客もおらず住宅が多い、ゲーセンもパチンコも少ない、でも警察は不審者を許さずしっかりしてるぞ!
食べ物☆☆☆要調査だが特にこれといった名物店はなかった。
マニア度 ☆ 特にこれといってない。
この街は落ち着いた住宅街に商店街がある。
隣の巣鴨や大塚よりは家賃相場も1万~2万ほど安くなっていて住むには便利であるが買い物や遊びに行くとなると隣町まで電車で出かけなければならない大変さはある。
しかしそれを差し引いても落ち着いて住める町としてはいいのではないのだろうか。
老後にじっくりと腰を構えて住むのなら良い地域であるってことは間違いない。しかしなにか物足りない部分もあった。
記者名:横山 緑
プロフィール:ニコニコ生放送のトークカテゴリで人気の放送者。トレードマークのマスク姿でさまざまな企画を自ら考案し、実施している。
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ガジェット通信記者リンク:
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