16歳の高校生男子が悲しみの告白「デキ婚だけは絶対にしたくない!」

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16歳の高校生男子Y君が、読売新聞の悩み相談コーナーに悲しみの投稿をしている。Y君の両親は大学生時代に「できちゃった結婚」、いわゆるデキ婚をしてY君を出産したという。しかし荒れている自分の家庭を悲観し、親がしたように「デキ婚だけは絶対したくない」と悩みをぶちまけている。

Y君は当初、自分の家庭をそんなに悪い状況とは思っていなかったようで、「よく、でき婚は離婚率が高いとか、虐待されるとか聞きますが他人事でした」とも発言している。母親は「お前のせいで苦労して入った大学を中退した。夢も捨てた」とY君を責めたり、仕事で忙しい父親がいつもイライラしていたものの、暴力をふるわれたり深刻な問題はなかったようだ。

だが事態が一変したのはその後だ。父親が26歳の女性と浮気し、そして相手を妊娠させてしまったようなのである。しかもY君の父親はその女性と新しい家庭を築きたいと、Y君の母親に離婚を要望しているという。

Y君の母親は浮気に激怒しながらも「わたしだってまだ若いんだからイイ男見つけたい。でもあなたがいたらムリかも」と、Y君に対して八つ当たりをしてくるという。実の子どもに言う言葉とは思えない母親の発言である。

そんなことを言われ、16歳の子どもが傷つかないはずがない。Y君は家族の問題を家族や教師、周囲の友人に相談するのではなく、「インターネットの人々」に打ち明けた。そしてY君は、以下のように苦悩を書いている。

完全に2人にとって僕は邪魔ですよね・・・。できちゃった結婚ならこんな結末アリなんですかね。今までは生んでくれなかったら僕はいなかったと思ってわりとでき婚をアリかと思ってましたが、正直今は僕自身は絶対したくないと思うほどガッカリって感じです。皆さんはアリだと思いますか? 僕はどうすれば・・・

両親が反面教師になった。そういう人は世の中に多いのかも知れない。しかし両親に愛されていないと深く傷ついたY君にとって、両親は反面教師以上の醜い存在となっているようである。Y君の悩みに対して、以下のような意見が寄せられている。

・そんな親は、こちらから見捨てましょう
・自分の足で歩くきっかけをもらったと思って前に進もう
・そんなご両親を反面教師にして、心から大切にできる家族を作って下さい
・あなたは望まれて愛されて生を受けたのです。忘れないでください
・よくその状況でひねくれずにまっすぐ育ちましたね。とても偉いと思います
・親の責任で(都合で)「産んだ」のだから、高校までは出してもらいましょう
・まだ16歳なのにこんな悩みを抱えているだなんて気の毒です
・あなたはいい男になって可愛い彼女を見つけて、幸せな家庭を築いて
・また親が協力的でない場合は、他に頼る人(祖父母など)はいますか?
・もう少しの辛抱ですから、親としての責任は果たせと言いましょう
・自分の人生の責任を子供に押し付けるなんて失礼ながらお母さんは未熟
・あなたがデキたから!みたいな言い方、本当に良くない
・かくいう私も出来婚の末の子供です
・生まれた時は本当に喜んで嬉しかったと思いますよ。今はその気持ちを忘れてしまっただけ

ほかにも多数の意見があり、「16歳とのことですがとても頭が良い方のように思います。冷静に状況を観察していて、それをきちんと文章に出来ています。自分の行く末をきちんと心配していて、どうしたもんか・・・という老成している感じがします。ま、いろいろたいへんでしょうが、自分の決めた道を自分の為に進んでください。頭の良さは武器です」と、Y君を励ますコメントが多数を占めていた。

参照: でき婚の結末はこんなものですか?

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