サカナクション、新曲“ユリイカ”が映画「ジャッジ!」ED曲に
2014年1月11日に公開される映画「ジャッジ!」の主題歌とエンディング曲を、サカナクションが担当することがあきらかとなった。
(C)2014「ジャッジ!」製作委員会
「ジャッジ!」は、妻夫木聡演じる落ちこぼれ広告マンの主人公が、上司の替え玉で審査員として参加することになった世界一のテレビCMを決める国際広告祭にて、各国のくせもの審査員たちとグランプリ争奪戦の駆け引きを繰り広げるコメディー作品。脚本はソフトバンク〈ホワイト家族〉シリーズの生みの親であるCMプランナーの澤本嘉光、監督はCMディレクターの永井聡が担当する。また、主人公の偽の妻として同行する女性役を北川景子が演じるほか、リリー・フランキー、鈴木京香、豊川悦司ら豪華キャストが脇を固めており、2014年の話題作と言えそうだ。
そんな映画の主題歌となるのはサカナクションの人気曲“アイデンティティ”。この楽曲の歌詞の内容と主人公の心情が重なることから、映画サイドからバンドにオファーがあり、初の映画への楽曲提供が実現することになったという。また、エンディング曲はサカナクション特有のエレクトロニックなサウンドが印象的な新曲“ユリイカ”に決定。こちらのリリースはいまのところ未定なので、早く聴きたいファンはぜひ劇場に足を運ぼう。
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山口一郎(サカナクション) コメント
“アイデンティティ”という過去に発表した楽曲を、3年以上経った今、映画の主題歌として取り上げていただけることは作曲者として非常に光栄なことです。
また、僕らサカナクションがまだまだ駆け出しの時期に、妻夫木さんの「僕らの作品を聴いている」というコメントを雑誌で拝見したときは本当に励みになったし、嬉しかったです。このような形で一緒にお仕事ができて本当に光栄です。
妻夫木聡 コメント
大好きなサカナクションさんと〈映画〉で繋がれることに狂喜乱舞しております。
独創的で人の心を躍らせるその音楽が、「ジャッジ!」を盛り上げてくれること間違いなし!
公開が待ち遠しいです。
監督:永井聡 コメント
“アイデンティティ”は、主人公の太田を含め、多くの人が持っている普遍的なテーマを扱っていると感じました。自分って一体何者なのか? 本当はどうしたいのか? という葛藤を描くだけでなく、悩み続ける事が自分らしいんじゃないかという微かな希望を感じました。その希望こそが、この映画のテーマとリンクしたと思います。
“ユリイカ”は、曲が持つ独特の世界観が無国籍で海外を舞台にしたこの作品の空気とうまくマッチしていると思いました。“ユリイカ”のお陰で、エンドロールが苦に感じないです。いつまでも聴いていたい感じが出てラッキーでした(笑)
脚本:澤本嘉光 コメント
2010年の武道館でライブで“アイデンティティ”を聞いてしまって以来、この脚本を書いている時は、自分らしさを探し続けるという意味的にも、曲のトーン的にも、頭に常に流れ続けていました。ですので、どうしても必要だった曲なので、協力していただけて死ぬ程嬉しかったです。おまけにラストに映画の余韻に浸れる詩的な“ユリイカ”まで書いていただけて、もう本望以上です。本当に映画の点数が上がりました。
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