プログラム1行のウェブサービスが1時間でニコニコ動画に売却される

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NKH

「GoogleがYoutubeを買収した!」「2ちゃんねるがシンガポールの会社に譲渡!」ウェブのサービスは売却や譲渡の話題にことかかない。そんななか、『ニコニコ動画』を運営するドワンゴが、ユーザーの作った『nico.ms』というサービスを買収したという。しかもそのウェブサービスのプログラムは(実質)たったの1行! いったい何が起きたのか?

今回売却された『http://nico.ms/』は短縮URLサービスと呼ばれるサービスだ。これはその名の通りURLを短くしてくれるサービスで、「http://www.nicovideo.jp/watch/sm9」というURLを「http://nico.ms/sm9」というように、短くしてくれる。最近流行している『Twitter』などのサービスは、発言文字数が限られている。長いURLを書き込もうとすると発言文字数をオーバーしてしまうことがあるため、短縮URLを使うというわけだ。この『nico.ms』サービスはニコニコ動画専用で、ニコニコ動画の動画IDを分かりやすく表示してくれるため、非常に利便性が高い。

買収のきっかけは『Twitter』でのユーザーの「ニコ動でURL短縮サービスとか出さないのかなー URLにハッシュタグまでつくとコメントとかほとんど残らないじゃないか。」という発言だ。それにドワンゴの創業者である川上量生会長が「そりゃそうだ」と返事をし、ひろゆきがユーザーの作成したhttp://nico.ms/というサービスを紹介した。

『nico.ms』の開発者の“990のひと(Twitter ID:@toeic990)”はこの売却話に「nico.msをお譲りする条件は、@iyokan_nico(編集部注:『Twitter』のID) 率いる『NKH-ニコ生企画放送局』のチャンネルを安価で作らせてもらう事です」と条件を提示。ひろゆきは直後に「乗った!」と発言。きっかけとなるユーザーの発言から1時間で売却が決まってしまった。しかも開発者によるとプログラムはたったの1行だという。ユーザー発のサービスがこうしてスピーディに売却されるのは、開発者にとって夢があるといえる。

Twitterでのやりとり

売却条件となった『ニコ生企画放送局』は『ニコニコ生放送』を行うユーザーグループで、1月23日には東京カルチャーカルチャーで行われる『川村ゆきえ ”ダダモレ”バースデーナイト!!』の生放送を、3月6日には『空フェス!』というパンツを飛ばすイベントの主催を行うようだ。ドワンゴから「購入」したチャンネルをどう使っていくのか、注目してみてはどうだろうか。

ニコ生企画放送局
http://enjoynicolive.com

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